JRA北海道シリーズ函館競馬が開幕
JRA北海道シリーズが6月15日に函館競馬場で開幕した。今年は札幌競馬場のスタンド改修工事もあって、9月1日まで12週間、24日間の開催となる。
開幕日となった15日、16日共に、午前中は低く重い雲が立ちこめて、また海に近い競馬場ということもあるのか、太平洋から立ち上がる霧に向こうに見える函館山だけでなく、競馬場まですっぽりと覆い尽くされることもあった。
それでも両日共に午後からは天気も回復し、日差しを待ちかねたファンは芝生の上に敷物を引いて、お弁当を広げながら目の前を走るサラブレッドたちに声援を送っていた。
15日、16日共にメイクデビュー函館が行われ、15日、5レースのメイクデビュー(芝1000m)ではファソン(牡2、浦河・ガーベラパークスタツド生産)、16日のメイクデビュー(芝1200m)ではオールパーパス(牡2、新冠・(株)ノースヒルズ生産)が優勝。オールパーパスを生産した(株)ノースヒルズのスタッフは、「地元開催ということで応援に来られただけでなく、しかもメイクデビューの勝利を目の前で見られて嬉しいです」と笑顔をほころばせていた。
16日には函館競馬場で今年、最初の重賞レースである函館スプリントステークス(G3)も行われ、パドトロワ(牡6、千歳・社台ファーム生産)が優勝。
この後は7月14日に函館記念(G3)、21日に函館2歳ステークス(G3)が行われるだけでなく、クイーンステークス(G3)(7月28日)、札幌記念(G2)(8月18日)、エルムステークス(G3)(8月24日)、キーンランドカップ(G3)(8月25日)、札幌2歳ステークス(G3)(8月31日)と、札幌開催分の重賞競走も行われる。