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ローズキングダムがブリーダーズ・スタリオン・ステーションにスタッドイン

  • 2013年06月17日
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに到着したローズキングダム
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに到着したローズキングダム
  • キングカメハメハの貴重な後継種牡馬として期待は大きい
    キングカメハメハの貴重な後継種牡馬として期待は大きい
  • 華麗なる薔薇一族の血を引くG1ウイナー
    華麗なる薔薇一族の血を引くG1ウイナー

   6月14日午後1時過ぎ、日高町門別のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに、5日付でJRAの競走馬登録を抹消し現役を引退したローズキングダム(牡6歳)がスタッドインした。来季から始まる種牡馬生活の準備に入った。

   ローズキングダムは父キングカメハメハ、母ローズバド、母の父サンデーサイレンスという安平町・ノーザンファーム生産馬。2001年のフィリーズレビュー(G2)、2003年のマーメイドS(G3)を制したほか、2001年のオークス(G1)、秋華賞(G1)、エリザベ女王杯(G1)で2着と牝馬G1戦線を沸かせた母ローズバドの3番仔で、祖母ロゼカラーは1995年のデイリー杯3歳S(G2)優勝馬、おじローゼンクロイツは2007年の金鯱賞(G2)、中京記念(G3)、2005年の毎日杯(G3)を制した重賞3勝馬、近親には2002年のオールカマー(G2)、2001、2003年の小倉記念(G3)、1999年の京阪杯(G3)、1998年の新潟3歳S(G3)を制し、種牡馬として今年のフェアリーS(G3)勝ち馬クラウンロゼを送り出したロサード、2003年のセントライト記念(G2)、ラジオたんぱ賞(G3)、2006年の中山金杯(G3)を制覇したヴィータローザといった活躍馬多数の"薔薇一族"となる。

   競走成績は25戦6勝。2009年10月にデビューすると、新馬、東京スポーツ杯2歳S(Jpn3)、朝日杯フューチュリティS(Jpn1)を無傷の3連勝で制覇。文句なしで2009年JRA賞最優秀2歳牡馬に選出された。

   翌2010年、期待がかかったクラシック戦線では、皐月賞(G1)4着、ダービー(G1)2着、菊花賞(G1)2着と惜敗したが、古馬や世界の強豪が顔をそろえたジャパンC(G1)に優勝したほか、神戸新聞杯(G2)を制覇。2011年には京都大賞典(G2)を制するなど、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、ルーラーシップ、ヒルノダムールといった同期のG1勝ち馬とともにターフを盛り上げた。

   海外からのオファーを断って国内での種牡馬入りを決めたローズキングダムは、休養していたノーザンファームしがらきからノーザンファーム天栄を経由して、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに到着。馬運車から降りてくると、物怖じもせず悠然とした様子で、さすがは歴戦の古馬といった雰囲気を醸し出し、待ち構えたスタリオン関係者や報道陣を感心させた。

   到着時の馬体重は480kg。用意された馬房へ入るとさっそく外扉から顔を出し、これから始まる新生活に目を輝かせた。ニューフェイスを迎え入れたブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは「まずは無事に到着して安心しました。まだ現役馬さながらの精悍な体つきですが、伸びのある好馬体の持ち主ですので、これからじっくりと体づくりをして、来年から始まる種牡馬生活に備えていきたいと思います。2歳の早い時期から古馬になっても常に世代トップクラスの実力で競馬界を牽引してきました。血統的にも薔薇一族と呼ばれるその母系も素晴らしく、父キングカメハメハの貴重な良血後継として、種牡馬としての活躍にも期待が高まってきますね。これほどの馬を預からせていただきましたので、全社一丸となって供用初年度は150頭以上の配合を集められるようがんばります」と意気込んでいた。