帯広競馬場を含めた、道内5か所のばんえい競馬直営発売所において、8日からJRAの勝馬投票券の発売が始まった。

　ばんえい競馬の開催日と重なった帯広競馬場では、開門前から300人以上のファンが詰めかけ、開門と共に帯広競馬場の2階にあるJ-PLACE発売所へと向かっていた。

　J-PLACE帯広と名付けられたこの発売所には、12台の発売機と、4台の払い戻し機が設置されており、またばんえい競馬では発売されていないワイドや枠連といった勝馬投票券の説明をするスタッフなどが、忙しくファンの対応に当たっていた。

　帯広在中という20代の男性は、「これまではPATで購入したり、ウインズ釧路に行ったりもしていたのですが、帯広でも馬券が買えることで、より競馬が近くなったような気がします。ばんえい競馬のファンでもあるので、今後は両方の競馬を楽しんでいきたいです」と笑顔で話していた。

　また、ばんえい十勝のスタッフは、「J-PLACEに来ていただいている方の中には、JRAの競馬は興味があっても、ばんえい競馬に足を運んだことが無かったという方もいるはずです。これをきっかけに、ばんえい競馬もより知っていただければと思いますし、今後はJRAさんと共に、競馬全体を盛り上げて行ければと思っています」と話していた。J-PLACE帯広、旭川北彩都、北見、釧路では、原則として全日、全場の特別競走のうち3レースを発売。また、琴似駅前は全場のメインレースだけの発売となっている。