北海道トレーニングセールが開催される
トレーニングセールシリーズの最後を飾る「北海道市場2013トレーニングセール・サラブレッド2歳」が5月21日、札幌市のJRA札幌競馬場で開催された。
今回は、前年比81頭増、過去最多となる262頭(牡153頭、牝109頭)が上場。そのため、20日を公開調教日として、せりは21日に行われた。結果が注目されたが、152頭(牡94頭、牝58頭)が総額852,610,500円(税込)で落札された。牡馬の平均価格は6,156,015円で、牝馬の平均価格は4,723,189円。
最高価格はゴールドアリュール牝馬「チェリーフォレストの2011」の31,500,000円。公開調教では最後1ハロンの最速となる11秒57~10秒69をマークし、スクーデリアが購入した。次いでアグネスデジタル牝馬の「エイシンベリンダ23」21,525,000円、アグネスデジタル牡馬の「ウイズアフェクションの2011」の18,375,000円と続いた。
なお、最後2ハロンで最速の21秒80(10秒87~10秒93)を記録した「メジロフランシス2011」はノーザンファームが10,500,000円で落札した。
市場開催に先立ち、木村貢日高軽種馬農協組合長は「今回の市場には日本全国はもとより、海外からも多くの購買者に来場いただきました。舞台となる札幌競馬場がスタンド改修中であり、購買者の方々にはご不便をおかけいたしますが、無事に開催できることに関しては、札幌競馬場はじめ関係各位に心より感謝いたします。今回の上場馬は、生産者、育成者が心を込めて仕上げた馬たちです。積極的なお声がけをお願いいたします」とあいさつ。せりがスタートした。
セール終了後には「売却率が60%に満たなかったのは残念でしたが、スタンド改修中という状況の中で、大きな事故なく市場を終えたことを評価したい。数字的にも前年を大きく上回る総売上を記録したできたことは嬉しく思います。購買者の方々に感謝いたします。」とコメントした。