2013JRAブリーズアップセールが開催
昨年のセールからファンタジーS(G3)を制したサウンドリアーナを輩出した「JRAブリーズアップセール」が4月23日、JRA中山競馬場で開催された。JRAの専門購買官が全国の1歳市場で購入した74頭を日高、宮崎の両育成場で調教し、この舞台に間に合った68頭(牡36頭、牝32頭)に加えて、JRA日高育成牧場で生産された8頭(牡3頭、牝5頭)の76頭(牡39頭、牝37頭)が上場。翌日のファイナルステージも含めすべてを売却した。額674,016,000円(税込、以下同)。牡馬の平均価格は9,767,961円で、牝馬は7,920,689円。
最高価格は先日亡くなった名種牡馬ブライアンアズタイムの牝馬で、母系にクラシック1冠目皐月賞(G1)を優勝したロゴタイプがいる「クラシックチュチュの11」の35,700,000円。騎手候補生を鞍上に11.0-11.8をマークし、北海道のディアレストが購入した。次いでタイキシャトルの牡馬「キャットアリの11」の30,450,000円、ダンスインザダークの牡馬「モンテドーターの11」の22,050,000円と続いた。
騎乗供覧には、岩田騎手、荻野琢真騎手、田中博康騎手、戸崎騎手も騎乗しセールを盛り上げた。
セール終了後、益満宏行JRA馬事部担当理事は広報を通して「本年も多くの皆様にご参加・ご購買いただきましたことに対し、心よりお礼申し上げます。積極的な情報開示に取り組むなど、わかりやすく安心して参加できるセール運営を評価していただいた結果、多くの皆様にご参加いただき、このような結果につながったものと考えております。本年のブリーズアップセールでは昨年に引き続き「新規馬主限定セッション」を実施いたしました。JRAでは今後とも新規馬主の方をはじめ、皆様がセリ市場へ参加しやすい環境づくりに取り組んでまいります。最後に、本日購買された馬たちが順調に成長し、6月から始まる新馬戦をはじめ中央競馬の舞台で活躍することを願っております。」とコメントした。
ブリーズアップセールの成績につきましては、JBIS-Searchをご覧ください。