馬産地ニュース

JRAの平成25年度産地馬体検査第1回北海道地区2日目が行われる

  • 2013年04月18日
  • 検査場に入る馬たち
    検査場に入る馬たち
  • 広々とした屋内施設で検査を受ける
    広々とした屋内施設で検査を受ける
  • 血液、視力検査は仮設馬房内で実施された
    血液、視力検査は仮設馬房内で実施された
  • 兄に続く活躍を期待されるドリームバレンチノの半妹(父コンデュイット)
    兄に続く活躍を期待されるドリームバレンチノの半妹(父コンデュイット)
  • 最も注目を集めたウオッカの半弟(父ディープスカイ)
    最も注目を集めたウオッカの半弟(父ディープスカイ)
  • 2008年のジャパンC(G1)馬、スクリーンヒーローの初年度産駒
    2008年のジャパンC(G1)馬、スクリーンヒーローの初年度産駒

 第1回北海道地区の平成25年度産地馬体検査、2日目が4月17日、新ひだか町の北海道市場で行われた。

 この日は馬産地日高の中心部となる開催地のためか、浦河、三石、静内、新冠、門別といった広範囲の育成牧場から2歳馬約150頭が受検。例年より50頭ほど少ない数字となったが、次々と到着する馬運車で行き交った。

 2歳新種牡馬では今年が本邦初産駒となるヨハネスブルグ、ジャパンC(G1)優勝馬スクリーンヒーロー、有馬記念(G1)を制したマツリダゴッホ、ダービー馬ディープスカイ、マイルCS(G1)と天皇賞(秋)(G1)を連勝したカンパニー、BCターフ(G1)などG1 4勝をあげた愛国産馬コンデュイットの産駒などに注目が集まった。

 ほかにも1995年根岸S(G3)勝ち馬ヤングエブロスの産駒(牡、父ディープスカイ)、2004年の小倉2歳S(G3)を優勝し、今年のシルクロードS(G3)を制したドリームバレンチノの母でもあるコスモヴァレンチ産駒(牝、父コンデュイット)、長距離重賞の常連、ジャミールの全妹(父ステイゴールド)、2006年北九州記念(G3)を制したコスモフォーチュン産駒(牡、父コンデュイット)、2010年ブリーダーズGC(Jpn2)など重賞3勝馬、シルクメビウスの半弟(父ゴールドアリュール)、2010年札幌2歳S(G3)を勝ったオールアズワンの半弟(父アドマイヤジャパン)、2008年のエプソムC(G3)などを制したサンライズマックスの半弟(父ディープスカイ)など、活躍を期待される良血馬たちも多数受検した。その中でもPOG取材班が最も色めき立ったのは、ウオッカの半弟(父ディープスカイ)の登場だろう。ひと際大きく響くシャッター音に、注目度の高さが窺えた。

 今年から室内施設で作業が行われるようになり、あいにくの小雨の降る中だったが天候に左右されることもなく、スムーズに検査が行われた。馬を連れて来場した育成牧場からは「天候もそうですが、検査を受ける為の動線がとても解りやすくなった。最小限の移動で済むので助かりますね」と好評価を得ていた。