競走馬のふるさと日高案内所にブライアンズタイムの記帳所が設置される
4月4日に急逝したブライアンズタイムの記帳所が、4月6日から新ひだか町静内の競走馬のふるさと日高案内所に設置された。
ブライアンズタイムは4日午前11時50分ごろ、種牡馬生活を送っていたアロースタッドで放牧中に右後大腿骨を骨折。獣医の診断の結果、安楽死の処置がとられた。
大種牡馬の死後、ふるさと案内所やアロースタッドには、ファンから「供養したいがどうすればよいか」といった問い合わせが寄せられた。現在、アロースタッドは見学期間外であることに加え、これから種付シーズンの最盛期を迎えることから、事務局の(株)ジェイエスからの依頼で一般ファンの弔問に対応するため、ふるさと案内所内に記帳所を設けることになった。
祭壇が置かれた記帳スペースには、ブライアンズタイムの遺影やたてがみ、愛着していた馬服などを展示。記帳ノートには「思い出をありがとう」、「安らかにお眠りください」といったファンからの思いが綴られていた。
また、大種牡馬の死を偲んで寄せられた、河村清明さん、島田明宏さん、古谷剛彦さんなど、競馬ジャーナリストからの追悼コメントも掲示。放牧地にたたずむ在りし日の写真も飾られた。
(株)ジェイエスではアロースタッドの近くにある二十間道路入り口の桜舞馬公園(オーマイホースパーク)に、ブライアンズタイムの墓碑を建立する予定。墓碑完成後にお別れ会を営むことになっている。
記帳所の設置は5月12日まで。記帳所への供花や供物は受け付けていない。