ナカヤマフェスタの初仔が誕生
昨シーズンから日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活を送っているナカヤマフェスタ(牡7歳)の初仔が誕生した。
その初仔は1月14日に新ひだか町のキューピットファームで生まれた鹿毛の牡馬。昨シーズン、ナカヤマフェスタが種付けした111頭の繁殖牝馬の中で、最も早い出産予定日だったケイシュウアップ(牝21歳)が母となる。
野表茂三キューピットファーム場主は「立派な状態で生まれてきました。寒さをものともせず元気いっぱいで順調に育ってます。顔つきや俊敏なところは祖父のステイゴールドの特徴を受け継いでる感じですね」。愛息の活躍を期待していた。
ナカヤマフェスタは父ステイゴールド、母ディアウインク、母の父タイトスポットという血統。2007年のセレクトセール1歳セッションにおいて、1050万円(税込)で売却された市場取引馬になる。
競走成績は15戦5勝。2008年の東京スポーツ杯2歳S(Jpn3)で重賞初制覇を飾ると、2009年はセントライト記念(Jpn2)に優勝。2010年には宝塚記念(G1)でブエナビスタらを退けてG1初制覇を果たすと、凱旋門賞(G1)ではワークフォースに頭差2着と世界最強レベルの能力を証明し、JRA最優秀4歳以上牡馬に輝いた。
父ステイゴールドは5冠馬オルフェーヴル、皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)を制したゴールドシップなどを輩出し、日高を代表する種牡馬として君臨。その後継となるナカヤマフェスタには大きな期待がかけられている。