JRA札幌競馬場で「ふれあい雪馬祭り」される
10日、北海道札幌市のJRA札幌競馬場で冬のファンサービスイベント「ふれあい雪馬祭り」が開催され、近隣の小学校高学年生20人が、保護者と参加。寒い冬の一日を馬と楽しんだ。
参加者は午前10時から4班にわかれて同競馬場の乗馬センターで厩舎作業、引き馬乗馬などを体験。ほとんどの参加者が初めて経験する馬の背や飼葉づくり、厩舎掃除に「思っていたよりも高い」「馬の体温が暖かい」「与えた草を美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった」などと感想を交えた。
昼食をはさんで午後からは札幌競馬場名物の「馬スキー」。昭和32年から記録が残る「馬スキー」は、冬場の運動不足を補うためにはじめられたというもので、水上で楽しむジェットスキーのように馬がロープにつかまったスキーヤーを引っ張るというもの。同競馬場で誘導馬として活躍するマイネルレーニア(9歳、父グラスワンダー)、マイネルスケルツィ(10歳、父グラスワンダー)、そして競技会での優勝経験もある芦毛のロングキングダム(14歳、父メジロマックイーン)の3頭が1回につき5人ずつ整備されたダートコースを往復約400m走って参加者らを楽しませた。
終始落ち着き払っていたマイネルレーニアに対して、マイネルスケルツィは雪景色と滑りやすい馬場にやや興奮気味。それでも、大きなトラブルなく大役を果たしていた。
そのあとは同競馬場で活躍するポニーの「チャンス」号が引くソリに乗ってダートコースからの景色を楽しんだ。
札幌市西区から参加したという父子は「子供にとって、なかなか馬という動物と触れ合う機会はないので、こういう機会を設けてくれたJRAには感謝したい」「もっと長い時間馬に乗っていたかった」と楽しそうに1日をふりかえった。
このふれあい雪馬まつりは、17日にも開催される。
●詳細についてはこちらをご覧ください。
http://www.jra.go.jp/news/201302/020702.html