馬産地ニュース

日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設の完成竣工式が行われる

  • 2013年01月22日
  • 竣工式は関係者を招いてしめやかに行われた
    竣工式は関係者を招いてしめやかに行われた
  • 完成に祝辞を述べる日本軽種馬協会西村啓二副会長
    完成に祝辞を述べる日本軽種馬協会西村啓二副会長
  • 数々の名馬を送り出してきた種付所。今後は日本馬の発信基地となる
    数々の名馬を送り出してきた種付所。今後は日本馬の発信基地となる
  • 旧種付所には18馬房が設けられた
    旧種付所には18馬房が設けられた
  • 馬の体調維持を考慮されウォーキングマシンも用意された
    馬の体調維持を考慮されウォーキングマシンも用意された

 業務内容の変更に伴い、昨年9月から施設の改修工事を行っていた日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設(北海道白老郡白老町社台)の完成竣工式が22日午前、同施設で関係者らを招いて行われた。

 出席したのは日本軽種馬協会の西村啓二副会長・常務理事、同柴田晃一事務局長、胆振軽種馬農業協同組合の高橋秀昌代表理事組合長、同田中芳郎副組合長、同今井勝士参事ほか工事関係者ら15人。

 白老八幡神社の鈴木琢磨宮司が神事にのっとり、祝詞を奏上し、玉串をささげて人馬の安全と施設の発展を祈願した。

 西村副会長は「長い歴史を持つ胆振種馬場の新しいスタートです。軽種馬産業を取り巻く環境は厳しさを増すばかりですが、この施設が軽種馬生産発展の一助となることを祈ります」とあいさつして、完成を祝った。

 胆振種馬場は1963年に種付業務を開始。以来、ライジングフレームやゲイタイム、シプリアニ、セダン、ロイヤルスキーなどをけい養し、多くの名馬を送り出してきたが、来たるべき国際化時代に備え、最大30頭をけい養できる輸出検疫所へと業務を変更することになった。検疫施設面積は21500平方メートル。検疫中も運動ができるようにウォーキングマシン1基が用意されたほか30頭分のサンシャインパドックや動物侵入防止フェンス、ゲート型消毒装置なども備えられている。