馬産地ニュース

日本軽種馬青年部連絡協議会の定期総会が行われる

  • 2012年11月30日
  • 日本軽種馬青年部連絡協議会の総会
    日本軽種馬青年部連絡協議会の総会
  • 三好直樹日本軽種馬青年部連絡協議会長
    三好直樹日本軽種馬青年部連絡協議会長
  • 柴田晃一日本軽種馬協会事務局長
    柴田晃一日本軽種馬協会事務局長

 29日、札幌市内のホテルで日本軽種馬青年部連絡協議会(三好直樹会長、会員数232人)の第22回定期総会が開催された。

 日本軽種馬青年部連絡協議会は、若手生産者や後継者で構成されている全国組織。北海道のみならず、東北や関東も支部下におかれ、会員相互の交流と生産育成技術の向上を大きな目的として、国内研修会や海外視察研修なども行う一方で、講習講和会や強い馬づくりのための生産育成技術講座を開催。またBOKUJOBなどにも積極的に参加して業界を盛り上げている。

 三好会長は「この1年は隣国との摩擦など、販路拡大を目指す生産界にとってはマイナス要因が多い年でした。技術や知識を広めるのはもちろんですが、会員相互の親睦、交流の中で力や知恵を絞り困難を乗り切っていけるように頑張りましょう」とあいさつ。一致団結を呼びかけた。

 来賓として出席した日本軽種馬協会の柴田晃一事務局長は「広島県の福山競馬が廃止を決定するなど競馬を取り巻く環境は厳しいものが続いておりますが、馬券の売上は前年比プラスとなっており、上昇傾向です。そして、今年は開催日数を縮小したセレクションセール以外の市場において売り上げ増を記録するなど明るい話題もありました。また、ご好評をいただいている日本軽種馬協会が所有する種牡馬につきましても、来年からは全米3歳牡馬チャンピオンのサマーバードがラインナップに加わるなど厚みを増しております。近年、軽種馬生産者の数は減っておりますが、これからの生産界を支える若いみなさま方のご尽力を期待しております」と励ました。

 浦河町の谷川雅隆さんを議長に選出して進められた議案はすべて原案どおりに承認。平成23年度事業報告、ならびに収支決算。平成24年事業計画ならびに収支予算案、年会費の徴収などが決定した。