馬産地ニュース

門別競馬場でファン感謝DAY

  • 2012年11月22日
  • プレゼント抽選会
    プレゼント抽選会
  • 売り子する富川高校の生徒の方
    売り子する富川高校の生徒の方
  • 誘導馬を務めた木村拓己さん
    誘導馬を務めた木村拓己さん
  • ジョッキー交流会の様子
    ジョッキー交流会の様子
  • 最終日の門別競馬場は1,710人の来場があった
    最終日の門別競馬場は1,710人の来場があった

 今年度のホッカイドウ競馬最終日、門別競馬場では「ファン感謝DAYイベント」が行われた。

 当日は先着500名に抽選整理券が配布され、グッズ抽選会を実施。当たり馬券と一緒に的中の願いを込めて、抽選会場には長蛇の列ができていた。賞品としては吉田稔氏(元騎手)のサイン入り鞍・勝負服をはじめ、関係者以外は入手困難な重賞競走使用済みゼッケン、ホッカイドウ競馬の雄・コスモバルクのポスターなど、競馬ファンにはたまらない数々。「ファン感謝」と銘打つにふさわしいイベントとなった。

 食の宝庫・北海道らしく、グルメイベントも力が入った。寒い季節にぴったりの「石狩鍋」の無料サービス、北海道産米「ゆめぴりか」ミニおにぎり試食会ほか、地元富川高校考案の「ほおずきロール」、ひだかポーク提供「ホエー放牧豚バーガーとフランク」が飛ぶように売れた。既存の売店では人気メニューを「サンキューイベント」として390円に値下げして販売。対象商品のびらとり和牛の牛丼、カレーライス、ボジョレーヌーボー2012に買い注文が続出した。

 メインレースの第55回道営記念(H1)では、競馬学校騎手課程(第32期生)入学試験に合格した木村拓己さん(浦河第一中学校3年)が誘導馬を務め、出走16頭を本馬場へ導いた。大役を務めた木村さんは、「貴重な体験ができました。コースから見た景色は思い出になりますね。」と、晴れやかな様子で感想を語った。パートナー役を務めた「テン太」(セン5歳、アパルーサ種)は9月18日に誘導馬デビューしたばかりだが、大勢のお客さんの前でも堂々と歩み、フレッシュなコンビが大一番を引き立てた。

 最終レース終了後は、加藤裕アナウンサーの司会でホッカイドウ競馬ジョッキーとの交流会が行われた。地元菓子店「パティスリーパサパ」のケーキが振る舞われ、ファンと騎手が会話を楽しんだ。ここぞとばかりに騎手のサインやツーショットを求めるファンで旧スタンド内はごった返し、最後の最後まで熱気を帯びての閉幕となった。

 最終日の門別競馬場入場人員は1,710人。JRA IPATでの馬券発売、グリーンチャンネルでのメインレース中継を加えて、一日の売上は交流重賞デーに匹敵する2億5,468万1,700円を記録した。