門別競馬場で「ワークショップ(馬の学習会)」が行われる
10月28日、日高町の「とねっこピアノコンサート実行委員会」の主催による「ワークショップ(馬の学習会)」が門別競馬場で行われた。
ワークショップは、これからの馬文化を担う子供たちの育成を図る目的で開催。当日は日高町民を中心に約50名の親子連れが参加した。
午前8時に門別競馬場に集まった一行は、スタンドでホッカイドウ競馬の概要や特徴などの説明を受けながら調教の様子を見学。子供たちは目の前を駆け抜ける競走馬の姿に歓声を上げていた。
その後、ポラリスドームへ移動し、「お馬さんのことを勉強しよう」という学習会を実施。NOSAI日高西部家畜診療所に勤務する扇谷学獣医師が講師を務め、「ひだかの人と馬」、「子馬が生まれるようす」、「馬のせいかつ」、「馬のせいちょう」、「馬を見わけてみよう」などをテーマに、馬の体重、馬の睡眠時間、馬の毛色といったことをクイズ形式で学んだ。
学習会の最後には、朝の調教を終えた川島雅人騎手と櫻井拓章騎手が登場。子供たちから質問を受けた。
騎手課程の研修時代について川島騎手は「やめようとは思わなかったが、早く研修が終わってほしいと思っていた。でも、今の自分があるのは騎手課程の研修があったから。みんなも若いうちに辛い経験をしておくと成長できると思います」と語った。
体重制限について櫻井騎手は「食事は1日1回。もう体が慣れたので辛くない」。川島騎手は「胃を大きくしなければ少しの量でお腹がいっぱいになる」と答えた。
「骨折はたいした怪我じゃないです」という両騎手に対して子供たちはビックリ。小さいけれど強靭な身体を持つ騎手を尊敬のまなざしで見つめていた。
「とねっこピアノコンサート実行委員会」は、12月2日に日高町の門別総合町民センターにおいて、「とねっこピアノコンサートVOL.3『パストラル』~競馬のある一日~」を開催。道新スポーツの山田康文記者による「馬のお話」、胆振・日高の子供たちによる「ピアノ演奏」、ノンノン・マリア(札幌交響楽団による弦楽四重奏)と子供による「アンサンブル演奏」、馬の絵コンテスト表彰式などが行われる。
コンサートは午後1時30分開場、午後2時開演。入場は無料となっている。詳細は日高町競馬観光ご案内サイトをご覧ください。