ジョーカプチーノが優駿スタリオンステーションにスタッドイン
10月1日の大安、浦河町の山口ステーブルで静養していたジョーカプチーノ(牡6歳)が、新冠町の優駿スタリオンステーションに移動し、来春から始まる種牡馬生活への第一歩を踏み出した。
ジョーカプチーノは父マンハッタンカフェ、母ジョープシケ、母の父フサイチコンコルドという血統。同期にはロジユニヴァース、アンライバルド、ナカヤマフェスタ、ブエナビスタ、レッドディザイア、トーセンジョーダン、テスタマッタ、スーニなどのG1勝ち馬がいる。
競走成績は23戦6勝。2009年のNHKマイルC(G1)をレースレコードで制したほか、2009年のファルコンS(G3)、2011年のシルクロードS(G3)など重賞3勝を挙げた。
スタッド入りにはスタリオン関係者や報道陣が出迎え。馬運車を降りると同じ芦毛の先輩種牡馬、クーリンガーの隣の馬房へ入った。
スタリオンスタッフは「東京競馬場のG1レースを勝った馬が入厩するのはオグリキャップ以来です。現役時代のスピードは目を見張るものがありました。身体も立派ですし、これからが楽しみですね」と興奮気味。事務局の(株)優駿では「とても雄大な馬体をしていますね。これだけの身体があれば、来年の種牡馬展示会でもひときわ目を引く存在になるのではないでしょうか。種付料はまだ決まっていませんが、オーナーと相談して皆様が種付けしやすい金額に設定したいと考えています」と話していた。
ジョーカプチーノの活躍などで、2009年のチャンピオンサイアーに上り詰めたマンハッタンカフェにとっては初めての後継種牡馬だけに、生産関係者からは熱い視線が注がれている。