馬産地ニュース

ノーザンホースパークでグルメウォーク&厩舎見学ガイドツアー

  • 2012年10月02日
  • 「馬見の丘」から放牧風景を見る参加者
    「馬見の丘」から放牧風景を見る参加者
  • 離乳直前の母仔が放牧されていた
    離乳直前の母仔が放牧されていた
  • 「グルメポイント」で秋の味覚を味わう参加者
    「グルメポイント」で秋の味覚を味わう参加者
  • デザートで用意されたアップルパイ
    デザートで用意されたアップルパイ
  • 厩舎見学ガイドツアーの様子
    厩舎見学ガイドツアーの様子

 北海道苫小牧市の観光牧場・ノーザンホースパークでは9月30日、「秋のグルメウォーク2012」が行われた。

 今年初めての試みで、秋のノーザンホースパークを散策しながら旬の味覚を楽しもうという企画。近年、健康目的にウォーキングへの関心は高まっていて、今回はゲストとしてアミノバイタルAC監督兼コーチ・中島進氏、アミノバイタルAC所属のマラソンランナー・吉田香織氏を迎えた。当日は台風19号接近の影響があったものの、苫小牧、千歳、札幌圏から約30名の参加者があった。

 ウォーキングは2.7kmでノーザンホースパーク内を大きく1周する。出発前の準備体操では中島進氏、吉田香織氏よりウォーキングの姿勢やコツが伝えられ、10時30分にスタートした。途中雨に見舞われたものの、幸いにも風は穏やかで、傘の出番は少なかった。

 秋らしくノーザンホースパーク内のあちこちにはどんぐりが落ちていて、コース脇には季節の花々やそれらを集めたガーデニング、ノーザンホースパークの結婚式の舞台にもなる白樺林、「馬見の丘」からはサラブレッド母仔の放牧風景が広がる。参加者から「あれは何という花ですか?」、「馬はいつまで放牧しているのですか?」といった質問が飛ぶと、スタッフが丁寧に回答していた。また、運動のプロである中島進氏、吉田香織氏とコミュニケーションをとれる機会とあり、マラソンやウォーキングについての会話も弾んでいた。

 コースには複数のポイントに「グルメポイント」が仕掛けられており、地元産食材を生かした「じゃがバター」、「とうもろこし」、「かぼちゃのスープ」、「ビーフシチュー」、「とりごぼうおにぎり」、「アップルパイ」が用意された。参加者は少し歩いては食べ、少し歩いては食べ、を繰り返し、約2時間かけてゴール。参加者からは「どれも美味しかった」、「運動したけど、何だか太った気分(笑)」といった感想が聞こえてきた。

 苫小牧から参加した50代女性は、「曇りの今日でも景色がきれいだったので、晴れていたら最高でしたね。森林浴が気持ち良かったし、ガーデニングの参考になりました。どこも手入れもが行き届いていて、料理も美味しく、北海道らしい場所。今度、遠方からお客さんが来たら、是非紹介したいと思います。」と、満足げに話していた。

 グルメウォーク終了後は厩舎見学ガイドツアーが行われ、ノーザンホースパークの女性スタッフが厩舎施設、馬具、馬のエサなどをガイドした。在厩馬の紹介ではクォーターホース種やクライスディール種、献血の役目を果たしている馬のほか、デルタブルース、アドマイヤジュピタ、トウカイポイントといったG1馬、新顔のアロンダイト、バランスオブゲームの馬房をまわり、参加者と対面を果たした。

 ノーザンホースパークでは次回のイベントとして10月27日に「第7回ノーザンホースパーク・ハロウィン チャリティ仮装ナイトパーティ」を予定している。