「秋のケイバまつり」開催
9月26日、27日の2日間、門別競馬場では「秋のケイバまつり」が行われた。
「食欲の秋」「味覚の秋」と称される季節とあって、今回のメインはフードイベント。できたての食べ物、旬の食材が来場者を迎えた。とねっこ広場に設けられた屋台テントでは美唄焼とり、あんかけ焼そば、地鶏チキンステーキ、さつまスティックなど道内各地のご当地グルメが並び、話題となった「さっぽろオータムフェスト」のような雰囲気。ジューシーな肉や野菜を焼く音や香りに誘われ、多くの来場者が足を止めた。
地元日高からはたこ串、つぶ串、ししゃも串といった海鮮串に加え、定番の飲料「ヨーグルッペ」、JA門別女性部は日高町の厚賀、賀張、清畠、豊郷地区で収穫されたアスパラ、枝豆、かぼちゃ、じゃがいも、たまねぎ、トウモロコシ、フルーツトマトなどを販売した。「祭日ではなかったので心配しましたが、バスツアーや団体でいらした方に沢山買っていただきました。夏の暑さで野菜の仕上がりが早く、多くの商品を出せたのも良かったです。」と、JA門別女性部の運営スタッフ。通常の半額以下の安さも手伝って、場内には野菜袋を携えた方が目立っていた。
「夏のケイバまつり」で大好評を得た「日高三大和牛串」は今回も数量限定で登場した。日高のブランド牛として売り出し中の「びらとり和牛」、「みついし牛」、「えりも短角牛」を一串で味わえるお得感と、一串300円という手頃な価格設定は今回もヒットし、開門からコンスタントに売れた。テントでは小型モニターを設置し、日高振興局制作のPR動画「馬も!旨いも!日高だヨ!!」を流し、通りすがる来場者のキャッチに尽力していた。
競馬関連のイベントではテント村の一角でホッカイドウ競馬の歴代名馬を紹介するパネルコーナーや、北海道の大学競馬サークルで構成する「北海道学生愛馬会」がオリジナル競馬新聞を制作し、開門から配布した。配布時は来場者から「新聞の読み方を教えて欲しい」、「どの馬が勝ちそうですか」といった質問が大学生に寄せられ、競馬談義に花が咲いていた。