桜舞馬公園で功労馬慰霊祭が行われる
9月17日、新ひだか町の桜舞馬公園(オーマイホースパーク)において、静内軽種馬生産振興会(西村和夫会長)の主催による「功労馬慰霊祭」が行われた。
慰霊祭には西村和夫会長をはじめとした振興会会員、酒井芳秀新ひだか町長、片岡禹雄JAしずない農業協同組合代表理事組合長、五十嵐敏明新ひだか町議会議長、日高軽種馬農業協同組合の理事や職員、アロースタッド、レックススタッド、日本軽種馬協会静内種馬場といった近隣の種馬場関係者など約40名が参列。静内神社の山田一孝宮司の神事により功労名馬たちを供養した。
同公園は日本を代表する桜の名所として「日本の道百選」「桜の名所百選」に選ばれている二十間道路の入り口に位置。中央にはテスコボーイの馬像があり、それを取り囲むように功労馬のタテガミや遺骨、所縁の品が納められている馬魂碑、41頭の繁殖牝馬の名を刻んだ「功労繁殖牝馬之碑」、22頭の種牡馬の名が刻印された「功労種牡馬之碑」が奉られている。また単体ではテスコガビー、ヤマカツスズラン、テンモンといった5頭の繁殖牝馬の墓石、種牡馬の墓石は今年の春に、サクラチヨノオー、ライフタテヤマ、ルーブルアクトの3頭が新たに建立され、合計25頭の名馬が供養されている。
西村和夫会長は「ここには数多くの功労馬がお供えされています。また、多くの生産者がこの馬たちとともに軽種馬生産を営んできました。今日一日は馬たちに感謝する日としたいと思います。今年はサマーセール、セレクションセールと平均価格も良く、ここ近年にはない成果を挙げています。この二十間道路沿いに繋養されている種牡馬たちの産駒も良い金額で売れており、来年、再来年の活躍が期待されているところです」と挨拶し、参列者と功労馬の労をねぎらった。