8月31日、9月1日、2日の2泊3日の日程で、三石軽種馬生産振興会青年部による｢オグリキャップの故郷レディースツアー｣が行われた。

　このツアーは三石が産んだアイドルホース、オグリキャップの故郷である稲葉牧場や普段見ることができない有名種牡馬の見学、乗馬体験、牧場作業体験、青年部との交流などを通じて馬産地の暮らしを体感できる女性限定ツアー。三石青年部の活動の一つで、今年で17回目を迎える人気イベントである。

　今年は20代から40代の女性18名が参加。例年、リピーターが多いツアーだが、今年は大半がツアー初参加者となった。

　新千歳空港に集まったツアー一行は、最初に安平町の社台スタリオンステーションを訪問。同スタリオンでは事前に参加者からリクエストがあった種牡馬を中心に展示された。参加者は次から次へと出てくる人気種牡馬に大興奮の様子。コアな競馬ファンが多いとあってワークフォースやハービンジャーが登場すると大きなどよめきがおこった。

　続いてオグリキャップが種牡馬時代をすごした新冠町の優駿スタリオンステーションへ移動。到着すると隣接する優駿メモリアルパークのオグリキャップ像の前で記念撮影をし、墓前に手を合わせた。

　ツアー2日目は乗馬体験や牧場作業体験をし、オグリキャップの生まれ育った稲葉牧場を見学。夜は地元食材を使ったバーベキューパーティーで青年部員たちと大いに盛り上がった。

　最終日は朝早くから新ひだか町のレックススタッド、アロースタッド、新冠町のビッグレッドファーム、日高町のブリーダーズスタリオンステーションを見学。ツアー参加者は目の前に現れる種牡馬の姿をカメラに収めようと、真剣な表情でシャッターを切っていた。