馬産地ニュース

JRAサマーセール購買馬が日高育成牧場に入厩

  • 2012年09月03日
  • JRA日高育成牧場に集まった馬運車
    JRA日高育成牧場に集まった馬運車
  • マイクロチップ検査を受ける1歳馬
    マイクロチップ検査を受ける1歳馬
  • 歩様チェックを終えて馬房へ向かう
    歩様チェックを終えて馬房へ向かう
  • 挨拶する高松勝憲日高育成牧場長
    挨拶する高松勝憲日高育成牧場長
  • 愛馬の移動を済ませた生産者たち
    愛馬の移動を済ませた生産者たち

 8月29、30日、JRA日本中央競馬会がサマーセールで購買した1歳馬が、浦河町の日高育成牧場に入厩した。

 JRA日本中央競馬会は8月20日から25日に行われた北海道市場、サマーセール2012において総額2億9148万円で55頭(牡26頭、牝29頭)を購買。サマーセールの売却総額(24億2835万6000円)の1割強を占め、トップバイヤーとなった。

 このうち日高育成牧場には40頭(牡19頭、牝21頭)が入厩。29日には牡馬が30日には牝馬が、各日とも午前と午後に2回にわけ、それぞれの繋養牧場から移動してきた。

 馬運車から1頭ずつ降ろされた1歳馬は、JRA職員による馬体重測定、マイクロチップ検査、特徴確認、採血、歩様検査などが行われた後、広大なパドックへ放牧された。今後は来年4月に行われるJRAブリーズアップセールに向け厳しい育成調教が開始される。

 高松勝憲日高育成牧場長は「今日はお忙しいところありがとうございました。これらの馬はこれから私どものところで育成調教し、その期間いろんなことを調査し、まとまり次第皆様に紹介しますので活用していただければと思います。また、来年4月には展示会を開き、皆様にご案内を差し上げますが、それに関わらず近くに来られたときには気軽に立ち寄ってください」と挨拶し、生産者の労をねぎらった。

 なお、JRAがサマーセールで購買した55頭のうちの残り15頭(牡7頭、牝8頭)は、29日に新ひだか町の北海道市場からJRA宮崎育成牧場へ移動を済ませている。