JRA札幌競馬場でプレミアムトークショーが行われる
8月26日、サマースプリントシリーズ第5戦、キーンランドC(G3)が行われたJRA札幌競馬場で、社台ファーム代表吉田照哉さんとマイネル・コスモ軍団総帥の岡田繁幸さんによるトークショー、「プレミアムトークショー 2nd」が開かれた。
日本を代表するトップブリーダーのトークショーは、昨年に続き2年連続2回目。トークショーは最終レース終了後にもかかわらず、会場となったスタンド前特設ステージ周辺には多くのファンが残り、2人の軽妙なトークに耳を傾けた。
前日のメイン、エルムS(G3)をローマンレジェンドで、当日のメイン、キーンランドC(G3)をパドトロワでと、2日続けて生産馬が重賞を制覇したこともあって、社台ファームの吉田代表は上機嫌で登場。サマースプリント王者を確定させたパドトロワは「春と比べて調子が良くなっていましたので期待してました」と笑顔を広げた。
今年の米2冠馬アイルハヴアナザーを導入した岡田総帥は「最初は興味がなかったが、インターネットで動画を見て芝馬と思った。社台グループも検討していたようですが買ってないと聞いたので、すぐ買ってしまいました。ディープインパクトに対抗できる馬が1頭くらい日高にいないと困りますよね」と観衆に同意を求めると大きな拍手が起こった。
シンジケート会員でもある吉田代表は「これだけの馬が日本にくるなんて時代も変わったと感じます。アメリカの生産界が元気がないのかもしれませんが、日本でも元気のある岡田さんが頑張ったと思います。ただ、岡田さんは最初の3年間くらいは熱い。今日の言葉を忘れずに4年後を楽しみにしてください」と笑いを誘った。
また、2人は凱旋門賞(G1)に挑戦するオルフェーヴルや父のステイゴールド、仏1000ギニー(G1)を勝ったビューティーパーラーや父のディープインパクトたちの活躍を賞賛。吉田代表はすでに海外から来年のディープインパクトの種付け申し込みが15頭きていることを明かした。
最後に今開催を最後に改修工事が始まる札幌競馬場に対し、2人は「スタンドを花でいっぱいにして家族や女性が来たくなるような雰囲気にしてほしいですね」と期待をかけた。