JBBA生産育成技術者研修の体験入学会が行われる
8月7、8日の2日間、新ひだか町の公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場研修所において、生産育成技術者研修の体験入学会が行われた。
体験入学会には北海道、岩手県、宮城県、新潟県、神奈川県から集まった男子3名、女子2名の5名が参加。年齢は14歳(中学3年生)から17歳(高校3年生)までで、5名のうち4名が乗馬経験者だった。
7日午後、研修所に集合した5名は、教官とともに種馬場や種牡馬、研修センター、厩舎といった施設を見学。研修所講義室では研修の様子を収めた映像を鑑賞した。
翌8日は早朝から34期生たちの厩舎作業を見学。その後、見よう見まねで寝藁上げを体験した。朝食を摂ってからは34期生の騎乗訓練の様子を見学。教官の厳しい指導の声が飛ぶ中、研修馬を懸命に操作する先輩たちの騎乗姿を食い入るように見つめていた。
最後に参加者は乗馬を体験。未経験者は曳き馬で馬上の感覚を体感。経験者は自らの手綱で駈け足まで楽しんだ。
新潟県から参加した高校生は「こちらの研修では生産のことも学べるので体験入学会に参加しました。将来は生産牧場で働きたいと考えています」。岩手県から参加した乗馬経験者は「自分が普段乗っている乗馬より、スピードがあるのでビックリしました」。とそれぞれ感想を口にしていた。
次回の体験入学会は8月20、21日に実施。すでに参加申込は締め切られており、次回は9名が参加する予定になっている。
この研修は競走馬の生産・育成関連の仕事に就業するための基礎となる知識、技術の習得を目的とした研修。約12ヶ月の全寮制による団体生活を通じ、基本的習慣を身につけるとともに、馬づくりという同じ目的を持った強い仲間づくりを目指す。
来年3月に開講する「2013年第35期生産育成技術者研修」の募集期間は、8月1日から11月30日となっている。詳細は下記までお問い合わせください。
公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場 研修課
〒056-0144 北海道日高郡新ひだか町静内田原517
TEL:0146-46-2845 FAX:0146-46-2336
http://jbba.jp/training/boshu.html