日高町馬産地バスツアーが行われる
7月28日と8月4日の2回、馬産地日高の馬文化を体験する「親子で行く日高町!馬産地日帰りバスモニターツアー」が行われた。
このツアーは日高町観光協会、日高町商工会、日高軽種馬農業協同組合などで構成される「日高町地域づくり推進協議会(会長:三輪茂日高町長)」の主催で、「公益財団法人太陽北海道地域づくり財団(理事長:東原俊郎(株)太陽グループ代表取締役社長)」の助成事業として実施。日高町への観光客誘致のため、馬産地日高の観光ブランドの定着を図るとともに、町内の観光素材を紹介し、日高町への理解を深めてもらう目的で行われた。
2回のツアーには札幌圏の親子各40組が参加。午前8時半にJR札幌駅を出発した一行は、町内に入るとブリーダーズスタリオンステーションと白井牧場を見学。生まれてから競走馬になるまでの過程、育成調教、種牡馬生活などについて説明を受けた。
午後からは門別競馬場へ移動し、屋内調教用坂路を見学。ポラリスドームでは新ひだか町の静内郷土館学芸員である斎藤大朋さんを講師に招き、ミニ学習会が行われた。斎藤さんは馬の歴史や馬産地日高の誕生に至るまでを丁寧に説明。馬にまつわる諺や「馬」の文字が使われる漢字を紹介し、人と馬は古くから関わってきたことを伝えた。
学習会後は施設内を見学。子供たちはパドックを元気に駆け回ったり、ポニーの体験乗馬を楽しんだ。ツアーの最後は競馬場名物のバケツジンギスカンを堪能。馬づくしの1日を満喫した。
日高町関係者は「今回参加された子供たちには、何年後か大きくなったときに、良い思い出として日高町や門別競馬場に行ったことを思い出してくれたら嬉しいですね」と子供達の笑顔を見守っていた。