JRA札幌シリーズが開幕
JRA夏の札幌シリーズが、7月21日に開幕した。2012年の同競馬は、全日程終了後にスタンド改修工事が行なわれることもあり例年よりも約1か月早いスタートで、9月2日までの7週間14日開催。初日は快晴に誘われるように9618人のファンが来場してレースを盛り上げた。総売上は35億5956万100円。
開幕週から盛りだくさんのイベントが用意されている札幌シリーズ。一般社団法人札幌馬主協会による生花が迎える入場門をすぎた無料休憩所では、競走馬のふるさと案内所による「馬産地情報展」が開催されていた。会場には坂口誠司氏による名馬の写真や、飛渡さゆりさんによる馬の絵画、また三方義勝氏による馬産地の風景写真などのほか、同案内所取材班が撮影した名馬の写真や馬産地を紹介するポスターやパンフレットなどが所狭しと並べられ、多くのファンが足を止めて見入っていた。
また、内馬場のステージではご当地キャラによるショーなどが家族連れを楽しませた。
この日のメインレースは古馬1000万下条件によるハンデ戦「オホーツクハンデ」。2番人気でトップハンデを背負ったディーエスコンドル(牡4歳、父フサイチコンコルド、日高町・広富牧場生産)が豪快にまくって優勝。2連勝を記録した。注目の新馬戦ではコスモバルクの半弟マイネルイルソーレ(牡2歳、父プリサイスエンド)が後方待機から馬群を割るように抜け出して、クラシックへの第1歩を力強く踏み出した。
翌22日にはタレントの芹那さんによる「Loveケイバトーク」が行なわれたほか、7月29日に福田彩乃さんによる「ものまね!クイーントーク」を、8月5日には2700の「右ひじ左ひじ!リズミカルステージ」を開催予定。ほか、特命戦隊ゴーバスターズショー&握手会(7月28日)ウルトラマンダイナクイズ大会&握手会(8月4日)のほか、名馬レアグッズセリオークション(8月5日)、ジョッキーとの記念撮影会(7月28日、8月11日)、岡部幸雄氏と原良馬氏による「クライマックストーク」(8月19日)、細江純子さんによる「エルムS攻略トーク」(8月25日)、吉田照哉氏、岡田繁幸氏による「プレミアムトークショー」(8月26日)などを用意して多くの人の来場を待っている。
2012年の札幌競馬重賞スケジュール
7月29日クイーンステークス(G3)
8月19日札幌記念(G2)
8月25日エルムステークス(G3)
8月26日キーンランドC(G3)
9月1日札幌2歳S(G3)