日高軽種馬振興対策推進協議会の定期総会が行われる
6月25日、日高軽種馬振興対策推進協議会(会長・酒井芳秀新ひだか町長)の平成24年度定期総会が、浦河町の浦河ウエリントンホテルで行われた。
同推進協議会は日高管内の各町長、各町議会議長、各農業協同組合長などで組織。軽種馬生産基盤の改善と強化、生産調整並びに対策など、軽種馬の総合的生産振興対策を行っている。
総会に先立ち酒井会長は「軽種馬生産を巡る情勢は、長いデフレ経済の影響もあり大変厳しい。生産地が抱える問題は多いですが、もうひと踏ん張りもふた踏ん張りもしていかなくて」と我慢を強調した。
平成23年度は国に対して要請・陳情していた門別競馬場の屋内調教用坂路施設の着工に尽力。また、平成24年3月で終了する予定だった馬産地再活性化緊急対策助成事業も、積極的な要請・陳情活動を行い、3年間の延長となった。
平成24年度は北海道競馬推進プラン実施2年目。単年度赤字脱却にあと一歩の状況であるが、今後も産地をあげて集客・売上増進に努め支援することとした。
日本競走馬協会や日高軽種馬農業協同組合の寄付金で運営するホッカイドウ競馬支援室は、ファン目線に立ったホッカイドウ競馬の支援策を展開。平成23年度は冬期間の場外発売の売上が大きく落ち込んだことから、冬期休催期間の場外発売の売上回復に向けた提案や具体的支援を強化していく。さらに今年10月からスタートする、中央競馬と地方競馬間の相互発売では、JRAファン層にホッカイドウ競馬の魅力を伝える取り組みに注力するとした。
また、任期2年の役員改選では、酒井会長以下全員が留任となった。