浦河町で障がい者乗馬研修会が行われる
4月14日、BTCより近い浦河町西舎にあるわらしべ乗馬療育研修センターで「うまの背 乗馬支援研修会」(うまの背 うらかわ乗馬支援会主催)が行われた。
この研修会は3回目の試みで、午前中は座学で障がい者乗馬の基礎知識を学び、午後は実馬を起用して障がい者乗馬のデモンストレーション、疑似障がい者乗馬体験に取り組んだ。今回の参加は9名。
座学講義では乗馬インストラクターの名古屋香苗さん、乗馬療育インストラクターの江刺尚美さん、わらしべ乗馬療育研修センターの小島愛子さんが馬、障がい者乗馬についての基礎知識や乗馬の効果、車いすの扱い方などを解説。障がい者乗馬には必須の「サイドウォーカー」、「リーダー」といった専門知識もイラストや写真を盛り込んで伝え、参加者の理解を促した。
午後は屋内馬場で障がい者乗馬のデモンストレーションから始まり、その後は3人1組になって、騎乗者が腕を固定したり、目隠しをしたりして疑似障がい者乗馬体験の機会を作った。当日は浦河乗馬公園に在厩しているタカラローゼン号(アングロアラブ)、B.B号(サラブレッド)、わらしべ乗馬療育研修センターに在厩しているセブンスヘブン号(サラブレッド)、マチカネムゲン号(サラブレッド)らが実技に起用され、どの馬もおしなべて大人しく、人間の指示に従順に応えていた。
今回の研修に携わった乗馬療育インストラクターの江刺尚美さんは、「馬に興味のある方から、障がい者乗馬のサポート経験者、未経験者の方まで幅広く参加いただきました。8月26日、27日には浦河町で障がい者乗馬の発展を目指すイベント“THANKS HORSE DAYS in URAKAWA”もありますし、それに向けて今後もスキルアップを図っていきたいです。」と、研修を振り返った。
この研修会は次回、5月11日にも実施を予定している。