産地馬体検査第1回北海道地区2日目が行われる~静内
4月11日、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会北海道市場において、第1回北海道地区の平成24年度産地馬体検査第2日目が行われた。
この日は馬産地日高の中間地点となる新ひだか町が会場となったこともあり、浦河、三石、静内、新冠、門別地区の育成牧場に繋養される2歳馬約200頭が受検。会場となった北海道市場の馬積降場には多数の馬運車が並んだ。
2歳新種牡馬ではここでも日本軽種馬協会の期待が大きいアルデバラン産駒が多数受検。ほか、2歳世代が唯一の産駒となるアドマイヤメインやボーナスフィーバー、2歳牡馬チャンピオンのフサイチリシャール、スプリント王のスズカフェニックス、ディープインパクトの全兄ブラックタイド、良血スマートカイザーの産駒などに注目が集まった。
ほかにも2003年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)勝ち馬ヤマニンシュクルの産駒(牡、父アドマイヤムーン)、1994年阪神3歳牝馬S(G1)の優勝馬ヤマニンパラダイスの産駒(牡、父アドマイヤムーン)、今年の阪急杯(G3)を制したマジンプロスパーの半弟(父ジャングルポケット)、2010年札幌2歳S(G3)を制覇したオールアズワンの半弟(父アドマイヤジャパン)、2010年全日本2歳優駿(Jpn1)の覇者ビッグロマンスの半弟(父アドマイヤムーン)といった良血も登場。POG取材班も各育成牧場の関係者に対し、仕上がり具合や将来性、産駒の特徴など精力的に聞いて回っていた。
会場に訪れていた競馬評論家の古谷剛彦氏は「今年は北海道シリーズの2歳戦が例年より1週早くはじまるので、各育成牧場もそれを意識した調教を進めているような馬が目立ちますね。この中から来年のダービー、オークスを賑わす馬が出てきてほしいですね」と期待していた。