日高自動車道延伸、日高門別ICが開通
3月17日、日高自動車道の日高富川インターチェンジと日高門別インターチェンジ間が開通し、苫小牧方面から日高管内へと南下していく道路が約5.8km延伸した。日高自動車道の延伸は6年ぶり。
開通日となった3月17日は日高町で開通記念式典が行われ、高規格幹線道路日高自動車道早期建設促進期成会・三輪茂会長(日高町町長)、鳩山由紀夫元首相、橋本聖子参議院議員らが出席し、関係者約100人が開通を祝った。正午には日高門別インターチェンジの道路上にてテープカットを行い、関係者らが乗用車、バスで通り初めを行った。午後3時より一般車両の通行が開始となり、道内のテレビ、新聞等でも広く報道されている。開通に合わせて付近には新たにコンビニエンスストアもオープンした。
日高自動車道の整備効果については、災害時や救急搬送時のネットワーク強化が挙げられる。昨年の東日本大震災時のように、大津波警報などで海岸沿いを走る国道235号線が通行止めとなるケースでは、日高自動車道の機能が命綱となる。今後は厚賀インターチェンジ(仮称)への延伸が進み、将来的には浦河町までの開通が計画されている。
全国の軽種馬生産頭数の約8割を占める日高においては、年間を通してサラブレッドの輸送が頻繁に行われており、牧場関係者にとっても日高自動車道の延伸は助けとなる。地元の輸送業者は、「輸送時間を短縮できますし、馬へのストレス軽減につながりますね。今後も引き続き道路整備が進んで欲しいです。」と、期待を寄せている。