馬産地ニュース

東京都馬主会平成23年度奨励馬が移動

  • 2011年11月10日
  • 北海道市場の馬積降場に集合した馬運車
    北海道市場の馬積降場に集合した馬運車
  • 生産者たちに感謝の気持ちを伝える青田郁夫東京都馬主会常務理事(写真右)
    生産者たちに感謝の気持ちを伝える青田郁夫東京都馬主会常務理事(写真右)
  • 獣医師たちの馬体検査を受ける奨励馬
    獣医師たちの馬体検査を受ける奨励馬
  • 検査が終わると預託先へ行く馬運車に積み込まれた
    検査が終わると預託先へ行く馬運車に積み込まれた

 東京都馬主会がHBAオータムセールで購買した、平成23年度奨励馬2頭が11月9日、馬主が委託する育成牧場へ移動した。

 TCK大井競馬の馬主団体である東京都馬主会は今年、HBAサマーセールで牡10頭を総額3318万円、HBAオータムセールで牡2頭を総額525万円と、2つの1歳市場において、牡12頭を総額3843万円で購買。希望馬主に抽選で配布した。

 この日、移動したのはシュガースポット2010(牡、父フォーティナイナーズサン)とクロサマンサ(牡、父クロフネ)の2頭。午前8時45分に新ひだか町の北海道市場内の馬積降場に集合し、青田郁夫東京都馬主会常務理事、HBA職員、生産者らが立会いの下、それぞれの預託先へ引き取られた。 

 愛馬を連れてきた生産者は「団体購買は生産者たちにとって本当にありがたい存在です。生産界のため、市場活性化のためにも継続してほしいですね」と感謝の気持ちでいっぱい。

 青田常務理事は「朝早くから集まっていただきありがとうございました。良い馬を買わせていただき感謝しています。競馬場でデビューするときはぜひ応援にいらしてください」と生産者に手土産を贈り、労をねぎらった。

 近年の東京都馬主会奨励馬からは2009年のハイセイコー記念を制覇したショウリュウが登場。関係者は「ショウリュウに続け」と活躍馬の登場を期待している。