馬産地ニュース

門別競馬場でJBCデーイベントが開催

  • 2011年11月07日
  • ウニモグ体験乗車
    ウニモグ体験乗車
  • 旬のししゃもと日高うまいもの市
    旬のししゃもと日高うまいもの市
  • 「ゆめぴりか」おにぎり試食会
    「ゆめぴりか」おにぎり試食会
  • ポニー乗馬体験には約300人が参加
    ポニー乗馬体験には約300人が参加
  • 女性、子供に人気だった羊毛フェルト講座
    女性、子供に人気だった羊毛フェルト講座

 JBCデーとなった11月3日、門別競馬場でも地方競馬の祭典を盛り上げるべく、来場者を楽しませる様々なイベントが催された。

 この日はいつもより早い正午の開門となり、札幌からの無料バスも2便体制で運行した。空は晴れ渡り、11月にしては暖かな日に恵まれ、開門早々から大勢の来場者が押し寄せた。スタンドから近いJBC駐車場はすぐに満車となり、第1レース発走前から重賞レースなみの人出となった。

 「食欲の秋」というだけあって、今回は“食”に関するイベントが多く組まれた。中でも、日高管内町村、JA、新ひだか観光協会、工藤設備工業、ひだか漁業協同組合主催による「旬のししゃもと日高うまいもの市」では、ししゃも焼きやカット昆布詰め放題、日高やまべなど、地元産の美味しい品がズラリと並び、運営スタッフはPRに努めていた。

 中でも行列を作ったのがししゃも焼き。1匹80円という低価格もさることながら、焼きたてを食べられるということで、一時は30人待ち、40人待ち状態となった。これには運営スタッフも“期待以上の反応でしたよ”とニンマリ。他にも、エゾシカ鍋無料提供(先着200名・えりも町商工会協力)、ブランド米「ゆめぴりか」のおにぎり試食会(先着200名・日高振興局協力)にも、スタート前から長い列ができ、来場者は馬券検討の傍らでお腹を満たしていた。とりわけ、今回用意されたエゾシカ鍋は、鹿特有の臭みを除去するために良質な鹿肉を使い、血抜きの時点から工夫を重ねた逸品で、印象深い味わいだったに違いない。

 学校が休みの祝日とあって、場内には家族連れもたいへん多かった。女性や子供に好評だったのは、羊毛フェルト講座、馬場整備車両・ウニモグ体験乗車、ヤマメすくい大会、ソフトホースシューズ、ポニー乗馬体験など。ウニモグ体験乗車に参加した小学生は、「楽しかった。車の位置が高くて、馬が走った場所を通るとゴトゴト揺れました。」と、元気いっぱいに感想を話してくれた。ウニモグが直線コースに入ると、参加者の家族や友人が大きく手をふり、参加者はウイニングランに似た眺めを堪能していた。

 この日は特別編成のため門別競馬場のレースはいつもより早く終了し、夜になると来場者はJBCの予想に集中していた。スタンド内は混雑しており、空席はほとんどなく、ちょっと目を離すと一緒に来ていた仲間を探すのも一苦労なほど。JBCはというと、手に汗握る好レースが続き、スタンド内からは大きな歓声が巻き起こっていた。

 最終的にこの日の門別競馬場の入場人数は2,243名となり、今年度開催の最多人数を記録。ゴールデンウィーク開催を上回る盛況だった。今年度のホッカイドウ競馬・グランシャリオナイターは残すところ6日間の開催で、11月10日には交流重賞・北海道2歳優駿(Jpn3)[ダイワメジャー賞]、最終日となる11月17日には道営記念(H1)[ゼンノロブロイ賞]が行われる。