馬産地ニュース

ウインズ静内で「わくわくファミリーフェスタ」開催

  • 2011年10月31日
  • 乗馬体験
    乗馬体験
  • 隣接するHBA北海道市場敷地内で行われた
    隣接するHBA北海道市場敷地内で行われた
  • 屋台村
    屋台村
  • 新登場のふわふわホース
    新登場のふわふわホース
  • ウインズ静内、館内の様子
    ウインズ静内、館内の様子

 10月30日、北海道新ひだか町のウインズ静内では「わくわくファミリーフェスタ」(主催:JRAウインズ静内)が行われた。

 第1レース前の午前9時30分よりイベントプログラムはスタート。まずは入口前のエリアにてふわふわホース(遊具)が設置され、巨大な馬のお出ましにはしゃぐ子供たちを迎え入れた。これまでのイベントでは白毛のふわふわホースだったが、今回は鹿毛バージョンが新登場。ゆるキャラ、あるいはイベントのシンボル的存在としてムードを盛り上げた。

 正午前には北海道市場敷地内を使って乗馬体験が始まり、幼児、小学生を中心に80名(先着)が参加した。起用されたのは2頭の大人しい乗用馬。スタッフ2名が馬の両側ついてコースを周回し、終わり際には記念写真の時間も設けた。地元から家族で参加した40代男性は、「イベントのチラシを見て、行くことを決めました。子供はちょっと寒かったようですが、久しぶりの乗馬を楽しめたみたいです。あとは私が買った天皇賞(秋)の“誕生日馬券”が当たれば最高ですね。」と、笑みをこぼしていた。

 ふわふわホースの近くでは屋台村&縁日コーナーができ、地元でおなじみの出店が立ち並び、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥、クレープ、わたあめなどが販売された。各開催場の第4レース、第5レース終了後のお昼時間には、イベントならではのバラエティに富んだメニューを求め、続々と来場客が出店に足を運んでいた。G1デーとあって場内は大勢の競馬ファンが行き来しており、熱気が充満。屋台村の存在はちょっとした気分転換や混雑緩和にもつながっていることだろう。

 メインレース、天皇賞(秋)の発走の頃には館内の席が満席状態となり、立ち見の来場者も増え、来場者が一体となって国内トップクラスの激突を待った。結果はトーセンジョーダンがレコードタイムで初G1制覇。1番人気のブエナビスタは4着に敗れ、やや波乱の結果となり、ゴール前は大きな声援とため息が入り混じった。

 第1レース終了後と合わせて、天皇賞(秋)の後には正面玄関風除室にてお楽しみ抽選会が行われ、天皇賞(秋)の勝ち馬投票券500円分以上の提示を条件に計200名(先着)が参加した。抽選の結果次第で折りたたみ傘やマウスセットといったJRAオリジナルグッズが当たるとあって、チャンスを求める列はあっという間に伸びた。残念ながら大一番で当たり馬券にありつけなかった人も、お楽しみ抽選会で嬉しい思いをできたとしたら、まさにこのイベントが成せるハッピーエンド。引き続き、魅力的なイベント開催を望む声は多く聞かれた。