馬産地ニュース

オータムセールが開催される

  • 2011年10月31日
  • 「No.323レイジーリヴァーの22」
    「No.323レイジーリヴァーの22」
  • 「No.371チェルビム10」
    「No.371チェルビム10」
  • 「No.285レディバウンティフル10」
    「No.285レディバウンティフル10」
  • 「No.383アシェラフ10」
    「No.383アシェラフ10」
  • 中国人バイヤーと市場関係者
    中国人バイヤーと市場関係者

 日高軽種馬農業協同組合が主催する「オータムセール」が10月24日から27日までの4日間にわたって新ひだか町の北海道市場で開催された。

 1日目は195頭(牡68、牝127)が上場され、売却頭数93頭(牡41、牝52)。売却率47.69%、売上総額2億679万7,500円(税込)、平均価格222万3,629円(税込)。

 2日目は201頭(牡81、牝120)が上場され、売却頭数108頭(牡58、牝50)。売却率は53.73%で売上総額3億1,731万円(税込)、平均価格293万8,056円(税込)。

 3日目は201頭(牡104、牝97)が上場され、売却頭数103頭(牡62、牝41)。売却率51.24%、売上総額2億5,347万円(税込)、平均価格246万874円(税込)。

 4日目は187頭(牡95、牝92)が上場され、売却頭数93頭(牡51、牝42)。売却率49.73%、売上総額2億1,043万500円(税込)、平均価格226万2,694円(税込)。

 4日間合計して、784頭(牡348、牝436)が上場され、売却頭数は397頭(牡212、牝185)、売却率50.64%、売上総額9億8,800万8,000円(税込)、平均価格248万8,685円(税込)という結果で、売却率は前年比1.18%アップだったが、売上総額は1億3,514万5,500円ほど減額した。

 4日間を通して最高価格となったのは、2日目に上場された「No.323レイジーリヴァーの22」(牡、父ゼンノロブロイ、母の父インザウィングズ)。近親には欧州の賞金王ファンタスティックライトがいる血統。浦河町の(有)日の出牧場の生産馬で、ノーザンファームが1,522万5,000円(税込)で落札した。

 続いたのは2日目に上場された「No.371チェルビム10」(牡、父ファンタスティックライト)。母の全兄にオレハマッテルゼがいる血統。日高町のダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬で、1,260万円(税込)で猪熊広次氏が落札した。

 3番目の高額馬も2日目に登場。祖母が仏オークス(G1)2着という血統の「No.285レディバウンティフル10」(牡、父モティヴェイター)は日高町のダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬で、1,102万5,000円(税込)で(株)ノースヒルズが落札した。

 牝馬の最高価格となったのは祖母がエイコーンS(G1)、マザーグースS(G1)でともに2着している「No.383アシェラフ10」。日高町のダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬で、756万円(税込)で西岡静男氏が落札した。

 4日間の日程を終了して、荒木正博市場長は「天候には恵まれなかったが売却率は前年を上回ることができた。購買者の方々にはご満足いただけたと思う。平均価格の落ち込みはやむを得ないこと。目標としていた総額10億円にはわずかに届かなったが、中国人バイヤーの招致も叶え、一応の合格点を与えたい」とコメントし、4日間を振りかえった。

 ◆せりの詳細につきましては、こちらをご覧ください。http://www.jbis.or.jp/seri/2011/11B4/