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皐月賞馬キャプテントゥーレが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2011年10月24日
  • 地下馬道を通って社台スタリオンステーションにスタッドインしたキャプテントゥーレ
    地下馬道を通って社台スタリオンステーションにスタッドインしたキャプテントゥーレ
  • 新たな環境を確かめながら用意された馬房へ向かった
    新たな環境を確かめながら用意された馬房へ向かった
  • 集まった報道陣の前でも難なくポーズを決めて大物感を漂わせた
    集まった報道陣の前でも難なくポーズを決めて大物感を漂わせた
  • 名種牡馬アグネスタキオンの後継として期待は大きい
    名種牡馬アグネスタキオンの後継として期待は大きい

 2008年の皐月賞(Jpn1)などに優勝し、10月20日付で競走馬登録を抹消したキャプテントゥーレ(牡6歳)が10月23日午前10時、安平町の社台スタリオンステーションにスタッドインした。来シーズンからは種牡馬として新たな生活をスタートさせる。

 キャプテントゥーレは父アグネスタキオン、母エアトゥーレ、母の父トニービンという血統。母は阪神牝馬S(G2)優勝馬で、半姉アルティマトゥーレはセントウルS(G2)優勝馬、祖母スキーパラダイスはムーランドロンシャン賞(G1)勝ち馬、曽祖母スキーゴーグルはエイコーンS(G1)制覇、おじスキーキャプテンはきさらぎ賞(G3)優勝と一族には数多くの重賞勝ち馬を擁する。

 競走成績は20戦5勝。ディープスカイ、オウケンブルースリ、エスポワールシチー、スマートファルコン、サクセスブロッケンらと同期で、現役時代は2008年の皐月賞(Jpn1)のほか、2007年のデイリー杯2歳S(Jpn2)、2009年、2010年の朝日チャレンジC(G3)などの重賞を制した。

 今年の七夕賞(G3)後、秋の復帰を目指していたキャプテントゥーレは、左前脚に繋靭帯炎を発症。現役続行を断念し種牡馬入りが決まった。

 休養していた千歳市の社台ファームからキャプテントゥーレを積んだ馬運車は、繁殖牝馬が種付けする際に使用する馬積降場に到着。馬運車から降りると地下馬道を通って社台スタリオンステーションの敷地に足を踏み入れた。

 社台スタリオンステーションにとっては2002年から2009年まで種牡馬生活を送ったアグネスタキオンの初めての後継。母の父トニービンも過ごした所縁の血統だけに期待は大きい。事務局では「アグネスタキオンの血を迎え入れることができてとてもうれしいです。体型はスキーゴーグル、スキーパラダイス、エアトゥーレから受け継いだ母系の影響がよく出ていると思います。優秀な産駒を送り出してほしいですね」と芦毛のニューフェイスを頼もしそうに見つめていた。