ブラックホークが熊本へ移動
日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されていたブラックホーク(牡17歳)が10月22日朝、熊本県の本田土寿牧場へ移動した。来シーズンからは新天地で種牡馬生活を続ける。
ブラックホークは父ヌレイエフ、母シルバーレーン、母の父シルヴァーホークという英国産馬。半妹には2007年のNHKマイルC(Jpn1)勝ち馬ピンクカメオがいる。
競走成績は28戦9勝。現役時代はタイキシャトル、エアジハード、キングヘイロー、アグネスデジタルなどのトップホースとしのぎを削り、2001年の安田記念(G1)、1999年のスプリンターズS(G1)、スワンS(G2)、1998年のダービー卿ChT(G3)、2000年の阪急杯(G3)などを制覇した。
現役引退後の2002年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、2007年からブリーダーズSSで供用開始。また、2007年までの6シーズンはオーストラリアへシャトルされた。主な産駒には2009年の京都牝馬S(G3)勝ち馬チェレブリタ、2007年のキーンランドC(Jpn3)勝ち馬クーヴェルチュールなどがいる。
移動当日、自らの手で馬運車に愛馬を積み込んだ坂本教文主任は「手の掛からない本当に賢い馬でした。体調に気をつけて元気に暮らしてほしいですね」とエール。これまでの貢献に感謝するとともに、新天地での幸福を祈っていた。