馬産地ニュース

功労馬慰霊祭が行われる

  • 2011年09月20日
  • 雨の中執り行われた功労馬慰霊祭
    雨の中執り行われた功労馬慰霊祭
  • 玉櫛を捧げ功労馬たちに感謝する西村和夫静内軽種馬生産振興会会長
    玉櫛を捧げ功労馬たちに感謝する西村和夫静内軽種馬生産振興会会長
  • 新たに建立されたサクラユタカオーの墓石
    新たに建立されたサクラユタカオーの墓石
  • テスコガビーの墓石も新たに設置された
    テスコガビーの墓石も新たに設置された
  • 円を描くように建立されている22頭の種牡馬の墓石
    円を描くように建立されている22頭の種牡馬の墓石

  新ひだか町の桜舞馬公園で9月17日、静内軽種馬生産振興会(西村和夫会長)の主催による「功労馬慰霊祭」が行われた。

  慰霊祭は同振興会の恒例行事。同公園には数多くの功労馬の墓碑が建立され、功労繁殖雌馬之碑にも多くの名牝の名が刻まれている。また、町内の各牧場にも永眠している多くの功労馬がいることから、これらの功労馬を讃えるために毎年9月17日に行っている。

  今年の慰霊祭は雨が降るあいにくの天候となったが、西村会長、中西信吾JBBA日本軽種馬協会静内種馬場場長、五十嵐敏明新ひだか町議会議長、片岡禹雄JAしずない農業協同組合代表理事組合長をはじめ、近隣の種馬場関係者、同振興会会員ら約30名の関係者が参列。静内神社の山田一孝宮司の神事により、功労馬を讃えるとともに静内産馬の無病息災、活躍を祈願した。 

  西村会長は「本日は雨の中、慰霊祭に参列していただきありがとうございました。今年は新たにサクラユタカオーとテスコガビーの墓石が建立されました。私たちの生活を支えてくれた功労馬たちに感謝したいと思います」と挨拶。参列者たちは所縁の墓石の前で思い出話に花を咲かせていた。

  同公園は桜の名所二十間道路の入り口に位置。中央にはテスコボーイの馬像が、馬魂碑には功労馬の鬣や遺骨が納められている。そのほか、サクラユタカオー、ヘクタープロテクター、パークリージェント、アンバーシャダイといった静内に繋養された22頭の種牡馬の墓石、テスコガビー、ヤマカツスズラン、テンモンといった5頭の繁殖牝馬の墓石、22頭の種牡馬の名が刻印された「功労種牡馬之碑」、39頭の繁殖牝馬の名を刻んだ「功労繁殖牝馬之碑」をあわせ88頭の功労馬が奉られている。