馬産地ニュース

JRA購買馬が宮崎育成牧場へ移動

  • 2011年09月12日
  • 北海道市場に集合した関係者たち
    北海道市場に集合した関係者たち
  • マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
    マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
  • 3台の馬運車で南国の地・宮崎へ向かった
    3台の馬運車で南国の地・宮崎へ向かった
  • 生産者に向けて挨拶をするJRA職員
    生産者に向けて挨拶をするJRA職員

 9月10日朝、JRA日本中央競馬会はHBAサマーセールで購買した1歳馬を、宮崎県のJRA宮崎育成牧場へ移動した。

 JRAは9月5日から9日まで、新ひだか町の北海道市場で開催されたHBA日高軽種馬農協主催のサマーセールにおいて、55頭(牡21頭、牝34頭)を総額2億6218万5000円で購買。この日は3日目までに購買した31頭(牡13頭、牝18頭)の中から、14頭(牡6頭、牝8頭)が、南国の地へ旅立つことになった。

 14頭はそれぞれの牧場から、せり会場となった北海道市場の積み降ろし場に集合。順番にJRA職員のマイクロチップ検査を受けると、JRAが用意した宮崎行きの馬運車に乗り込んだ。馬運車は津軽海峡を渡り本州に入り、宮崎育成牧場には12日朝に到着するという。

 今後はJRA育成馬として厳しい育成調教が積まれ、来年のJRAブリーズアップセールに上場されることになる。愛馬を見送りにきた新冠町の生産者は「元気に育ってほしいですね。ブリーズアップセールを楽しみにしています」と激励していた。

 今年売却した宮崎育成牧場のJRA育成馬はすでに3頭が勝利。日高育成牧場育成馬を含めると7頭が勝ち上がっている。新潟2歳S(G3)を制したモンストールもJRA育成馬。素晴らしい活躍を見せている。