JRA購買馬が宮崎育成牧場へ移動
9月10日朝、JRA日本中央競馬会はHBAサマーセールで購買した1歳馬を、宮崎県のJRA宮崎育成牧場へ移動した。
JRAは9月5日から9日まで、新ひだか町の北海道市場で開催されたHBA日高軽種馬農協主催のサマーセールにおいて、55頭(牡21頭、牝34頭)を総額2億6218万5000円で購買。この日は3日目までに購買した31頭(牡13頭、牝18頭)の中から、14頭(牡6頭、牝8頭)が、南国の地へ旅立つことになった。
14頭はそれぞれの牧場から、せり会場となった北海道市場の積み降ろし場に集合。順番にJRA職員のマイクロチップ検査を受けると、JRAが用意した宮崎行きの馬運車に乗り込んだ。馬運車は津軽海峡を渡り本州に入り、宮崎育成牧場には12日朝に到着するという。
今後はJRA育成馬として厳しい育成調教が積まれ、来年のJRAブリーズアップセールに上場されることになる。愛馬を見送りにきた新冠町の生産者は「元気に育ってほしいですね。ブリーズアップセールを楽しみにしています」と激励していた。
今年売却した宮崎育成牧場のJRA育成馬はすでに3頭が勝利。日高育成牧場育成馬を含めると7頭が勝ち上がっている。新潟2歳S(G3)を制したモンストールもJRA育成馬。素晴らしい活躍を見せている。