馬産地ニュース

2011サマーセールが開催される

  • 2011年09月12日
  • 会場内
    会場内
  • JBBA北海道市場
    JBBA北海道市場
  • No.116.プライムオブユース2010(牡、父ステイゴールド)
    No.116.プライムオブユース2010(牡、父ステイゴールド)
  • No.829.クリノトップレディの2010(牡、父フジキセキ)
    No.829.クリノトップレディの2010(牡、父フジキセキ)
  • No.827.カロリーナローズ2010」(牡、父フジキセキ)
    No.827.カロリーナローズ2010」(牡、父フジキセキ)
  • No.1066.レオティアラの2010(牝、父アドマイヤムーン)
    No.1066.レオティアラの2010(牝、父アドマイヤムーン)

 日高軽種馬農業協同組合が主催する「サマーセール」が9月5日から9日までの5日間にわたって新ひだか町の北海道市場で開催された。

 1日目は240頭(牡132、牝108)が上場され、売却頭数104頭(牡68、牝36)。売却率は43.33%で売上総額3億7,443万円(税込)、平均価格360万288円(税込)。

 2日目は254頭(牡128、牝126)が上場され、売却頭数111頭(牡66、牝45)。売却率43.70%、売上総額4億2,220万5,000円(税込)、平均価格380万3,649円(税込)。

 3日目は248頭(牡134、牝114)が上場され、売却頭数90頭(牡58、牝32)。売却率36.29%、売上総額3億8,220万円(税込)、平均価格424万6,667円(税込)。

 4日目は239頭(牡124、牝115)が上場され、売却頭数109頭(牡65、牝44)。売却率45.60%、売上総額4億3,764万円(税込)、平均価格401万5,046円(税込)。

 5日目は228頭(牡126、牝102)が上場され、売却頭数105頭(牡62、牝43)。売却率46.05%、売上総額4億1,076万円(税込)、平均価格391万2,000円(税込)。

 5日間合計して、1,209頭(牡644、牝565)が上場され、売却頭数は519頭(牡319、牝200)、売却率42.93%、売上総額20億2,723万5,000円(税込)、平均価格390万6,040円(税込)という結果で、売却率は前年比2.27%アップで、売上総額も4,567万5,000円ほど上回った。 

 5日間を通して最高価格となったのは、1日目に上場された「No.116プライムオブユース2010」(牡、父ステイゴールド、母の父デピュティミニスター)。人気沸騰中のステイゴールド産駒で、祖母に米国の重賞勝馬、近親にはブリーダーズCクラシック(G1)を勝ったオーサムアゲインがいる血統。日高町の日高大洋牧場の生産馬で、激しい競り合いの末ビッグレッドファームが1,806万円(税込)で落札した。

 続いたのは4日目に上場された「No.829クリノトップレディの2010」(牡、父フジキセキ)。母の半妹にテンシノキセキがいる血統。浦河町の駿河牧場の生産馬で、1,701万円(税込)で小川勲氏が落札した。

 3番目の高額馬も4日目に登場。祖母が米国の重賞入着馬という血統の「No.827カロリーナローズ2010」(牡、父フジキセキ)は浦河町の佐々木恵一さんの生産馬。1,627万5,000円(税込)で嶋田賢氏が落札した。

 牝馬の最高価格となったのは母の半兄にブレイクタイムがいる「No.1066レオティアラの2010」。浦河町の谷口牧場の生産馬で、1,207万5,000円(税込)で岡田宏二氏が落札した。

 5日間の日程を終了して、荒木正博市場長は「5日間を通して天候には恵まれなかったが売却率、総売上ともに前年を上回る事ができた。購買者はもちろん、販売申込者の努力のおかげと思っている。平均価格の落ち込みに歯止めがかからなかったことなど、まだ課題はあるが、概ねよかったのではないか」とコメントし、5日間を振りかえった。

 ◆せりの詳細につきましては、こちらからご覧ください。http://www.jbis.or.jp/seri/2011/11B3/