南相馬市から被災馬第3陣が日高町に到着
東日本大震災の影響で被災した福島県南相馬市から被災馬第3陣が9月6日午前8時30分、避難先となる日高町の五輪共同育成センター跡地に到着した。
被災地からの受け入れは、8月9日、8月31日に続き3回目。第3陣は15頭で、2009年プロキオンS(G3)勝ち馬のランザローテ、1995年小倉大賞典(G3)勝ち馬メイショウレグナム、1999年新潟大賞典(G3)と1999年新潟記念(G3)勝ち馬ブリリアントロード、2001年平安S(G3)、2002年マーチS(G3)などを制したマンボツイスト、2005年アンタレスS(G3)、2004年武蔵野S(G3)などを制したピットファイターといった重賞勝ち馬が含まれている。
15頭は4台の馬運車に分乗して移動。大雨の影響が心配されたが、無事予定通り到着した。
到着後はすぐに馬房へ誘導された。馬房に入った馬たちは空腹だったのか、夢中になって草を頬張っていた。怪我をしていた馬は獣医の診断を受けた。放射能の検査は全馬の積み降ろしが終わってからとなった。
避難してきた馬は第1陣、2陣、3陣あわせ36頭。町では全部で60頭ほどの受け入れを予定しているが、残りの馬は福島県から移動の許可が出てからになるという。