外国人留学生対象日高町競馬観光ツアーが行われる
8月30日、ホッカイドウ競馬の聖地、門別競馬場のある日高町で、日高町地域づくり推進協議会が主催する外国人留学生を対象とした、競馬観光モニターツアーが行われた。
東日本大震災以降、訪日外国人観光客の低迷が続いてるが、観光庁が実施する留学生約1100人のサポーター計画など、訪日外国人観光客の回復に向けて様々な取り組みが行われている。そんな中、日高町でも外国人観光客誘致のため、道内の留学生を対象にモニターツアーを行い、外国人の受入体制整備を図るとともに、ブログやツイッターなどで北海道・日高の安心・安全をPRする広告塔として活動してもらい、日高の代表的な観光素材を紹介し日高町への理解を深めてもらおうとツアーを企画した。
ツアーには北海道に在留する中国・韓国の外国人留学生約30名が参加。JR札幌駅を出発した一行は、樹海ロードを経由して自然豊かな日高山脈を見ながら日高町へ入った。日高町では地場食材を利用した昼食やラフティング、乗馬などのアクティビティを体験。夕方、門別競馬場を訪れた。
競馬場のパドックでは手が届きそうなほど近くを歩く馬に大喜び。砂塵を巻き上げて疾走するレースに大興奮した。ツアー参加者には対象レースの単勝馬券を配布。優勝馬の馬券を配布された3名は、口取り写真に収まった。レース観戦後は、とねっこ広場で名物のバケツジンギスカンも堪能した。
ツアーに参加した中国人留学生は「中国には競馬がないので、初めて競馬を見ました。レースは迫力があって興奮しました。機会があればまた競馬を見たいです」と流暢な日本語で話してくれた。今後、ツアー参加者が発信するブログやツイッターの効果で、外国人観光客が増えることを期待したい。