馬産地ニュース

牧場をめぐる観光周遊バス「しずないロマン・ロード号」運行開始

  • 2011年08月17日
  • 観光周遊バス「ロマン・ロード号」
    観光周遊バス「ロマン・ロード号」
  • レックス・スタッド
    レックス・スタッド
  • アロースタッド
    アロースタッド
  • ビッグレッドファーム
    ビッグレッドファーム
  • ライディングヒルズ静内
    ライディングヒルズ静内

 8月6日より観光周遊バス「しずないロマン・ロード号」が運行を開始している。毎年夏に新ひだか町、新冠町の牧場をめぐるバスで、往年の名馬に会えるツアーを楽しめるとして好評を得ている。

 バスのコースは午前9時50分にJR静内駅をスタートし、レックススタッド、アロースタッドを見学。その後、映画「北の零年」ゆかりの史跡を経てウインズ静内、競走馬のふるさと日高案内所へと辿る。昼食タイムを挟み、午後からはライディングヒルズ静内、シャクシャイン記念館、アイヌ民族資料館に向かい、最後はビッグレッドファームをまわって終了となる。JR静内駅到着は午後3時30分。

 このバスツアーの魅力は1日で多くの種牡馬と対面できること。対象となる種馬所にいる種牡馬はざっと50頭近くに及ぶ。滞在時間の関係上、全頭くまなく見学することは容易ではないが、お目当ての馬と顔を合わせる時間は十分にある。また、ライディングヒルズ静内では体験乗馬(有料)をすることも可能で、馬とのふれ合いも叶える。

 取材で同行した第2回の運行時には16名が参加し、女性と子供が半数を占めた。大阪から参加した40代の男性にバスツアーの感想を聞くと、「アグネスデジタルとイーグルカフェに会えるのを楽しみに参加しました。元気な姿を見ることが出来て嬉しかったです。」と、笑顔で話してくれた。この日は暑さの影響もあって全て厩舎前での見学となったが、天候やその日の牧場のスケジュール次第では、放牧地にいる光景や馬を洗う場面を間近で眺めることができる。

 バスの運行を担当する新ひだか観光協会では、「リピーターが多いバスツアーなのですが、インターネットや新聞でのPRの効果で、今年は新規のお客様の申し込みが増えています。ツイッターでも話題になっているようです。マイカーやレンタカーなどを使わずに牧場を巡りたいという方にとっては、うってつけのプランです。今年はオグリキャップ号のポストカードやジェイエス・スタリオンブックのプレゼントも用意しております。ふるってご参加いただきたいです。」と、呼びかけている。

 運行は平成23年8月6日から9月24日までの毎週土曜日。乗車料金は大人3,000円、小学生1,000円、幼児無料。予約制で定員(23名)になり次第締め切りとなる。予約申込・お問い合わせは新ひだか観光協会までお願いします。

 新ひだか観光協会 0146-42-1000(受付時間 午前9時~午後5時30分)
 ◇ホームページはこちら→http://shinhidaka.hokkai.jp/kankou/annai/roman/road.html