馬産地ニュース

BTC育成調教技術者養成研修の体験入学会が行われる

  • 2011年08月03日
  • BTC育成調教技術者研修第29期生の騎乗訓練を見学する体験入学会参加者
    BTC育成調教技術者研修第29期生の騎乗訓練を見学する体験入学会参加者
  • 開講して4か月で華麗な手綱捌きを見せる29期生たち
    開講して4か月で華麗な手綱捌きを見せる29期生たち
  • 馬上で頭を下げる29期生。馬や教官にたいする感謝の気持ちを参加者に伝えた
    馬上で頭を下げる29期生。馬や教官にたいする感謝の気持ちを参加者に伝えた

 8月2日、浦河町の財団法人軽種馬育成調教センター(BTC)日高事業所において、育成調教技術者養成研修の第1回体験入学会が行われた。

 体験入学会は育成調教技術者の仕事への理解と、進路の参考のために行われているもの。当初は、8月2日と10日の2回を予定していたが、7月27日にJRA東京競馬場で開かれた就職フェア「牧場で働こうフェアinJRA東京競馬場」の参加者にも対応するため、8月25日にも第3回の体験入学会を追加で行うことにした。

 第1回の体験入学会には、男性11名、女性1名の合計12名が参加。年齢は15歳の中学生から28歳の社会人まで、地元北海道はもとより東京、大阪、福岡など全国から集まった。

 12名は体験入学会前日夕方に、研修中の宿舎となるあかしあ寮に集合。夕食や入浴、自由時間を過ごし、当日は朝6時30分に起床した。

 朝食後は育成調教技術者の業務について、BTCの養成システム、卒業生の就労状況の説明を受けたほか、あかしあ寮を見学。さらに寮から研修の舞台となる800m馬場へ徒歩で移動し、今年4月に開講した第29期生たちの騎乗訓練の様子を視察した。

 29期生たちは12名の参加者を前に華麗なキャンターを披露。参加者は教官から「29期生はほとんどが乗馬未経験者。実際に馬に乗り始めたのは5月からで、ここまで乗れるようになれます」と説明を受けると、「凄い」「信じられない」と目を丸くしていた。

 来年4月に開講するBTCの「育成調教技術者養成研修」第30期研修生は現在募集を受付中。体験入学会参加者が入講を希望した場合は、選考試験を東京地区で受験することが可能となる。

 詳細は財団法人軽種馬育成調教センターのホームページ(http://b-t-c.or.jp/)をご覧ください。