馬産地ニュース

JRA購買馬が日高育成牧場へ移動

  • 2011年07月28日
  • JRA日高育成牧場に積み下ろされたJRA購買馬
    JRA日高育成牧場に積み下ろされたJRA購買馬
  • JRA職員による歩様チェックが行われた
    JRA職員による歩様チェックが行われた
  • 生産者へ向け挨拶する高松勝憲日高育成牧場場長(写真左)
    生産者へ向け挨拶する高松勝憲日高育成牧場場長(写真左)

  JRA日本中央競馬会がJRHAセレクトセール、HBAセレクションセールで購買した1歳馬が7月27日、浦河町のJRA日高育成牧場へ移動した。

  JRAは先の1歳市場で牡10頭、牝7頭の合計17頭を総額1億7,461万5,000円で購買。20日には宮崎県のJRA宮崎育成牧場に6頭を運び、この日は残りの11頭の移動日となった。

  11頭は牡6頭に牝5頭。午前中に牡馬が午後には牝馬が、それぞれの飼養牧場から運ばれてきた。

  馬運車から降ろされた馬たちは、JRAのスタッフにより馬体重の測定、マイクロチップ検査、脚元のチェックなどを実施。最後に立ち写真が撮影されると、広大な放牧地に放された。

  全馬の確認が終わると生産者を集めて高松勝憲JRA日高育成牧場場長が挨拶。「このたびは本当に良い馬を買わせていただきありがとうございました。しっかり育てて競馬場へ送り出したいと思います。また、来年の展示会で成長した姿をお見せしたいと思います」と今後のスケジュールを説明した。

  愛馬を引き渡し重責から解放された生産者は「こういう厳しい時代に買っていただいたJRAの方には感謝しています。今年のJRA育成馬たちは調子が良いのでそれに続いてくれれば。とくかく無事に育ってほしいです」と晴れやかな表情。来年のデビューに胸を膨らませていた。