馬産地ニュース

浦河でホッカイドウ競馬応援ビヤパーティー開催

  • 2011年07月08日
  • レース予想をする古谷剛彦さん
    レース予想をする古谷剛彦さん
  • ホクトくんと4Hクラブの福田会長
    ホクトくんと4Hクラブの福田会長
  • 長蛇の列ができるAiba浦河
    長蛇の列ができるAiba浦河
  • ウエリントンホテル・スタッフが考案したゴミ分別の貼り紙
    ウエリントンホテル・スタッフが考案したゴミ分別の貼り紙
  • 抽選会・当選番号を引く荻伏軽種馬生産振興会の中山会長
    抽選会・当選番号を引く荻伏軽種馬生産振興会の中山会長

 7月7日、浦河ウエリントンホテル(浦河町)で今年2回目となる「ホッカイドウ競馬応援ビヤパーティー」が行われた。

 午後5時30分の開場から続々と来場者が入り、1時間ほどで約300人が席を埋め尽くした。会場には生ビールをはじめ、出来たてのお好み焼きや握り寿司、ビールにぴったりの焼き餃子や枝豆などが安価で販売され、来場者は食事を楽しみながら馬券検討に励んだ。

 回を重ねるごとに女性のグループの参加も目立っており、今回は来場者の約4割近くを女性が占めていた。町内から参加した30代女性は、「友人に誘われて初めて来ましたが、お祭りのような雰囲気ですね。配布された競馬新聞(=ひだか応援隊制作)を参考に、予想を立てているところです。当たってくれるといいのですが…。」と、マークカードを片手に話してくれた。食事のコーナーには5種類のアイスクリームやパンケーキもあり、デザートが充実している点も女性には好評のようだ。

 隣接するAiba浦河は今回も大賑わいで、締切間際に会場からダッシュでやって来る姿もちらほら。1,000円以上の馬券を買うと、最終レース終了後の豪華抽選会での抽選券を得られることも手伝って、来場者は馬券発売所へ足取りを弾ませた。レースが始まると会場からは「そのまま」「差せ」といった声が上がり、門別競馬場さながらの雰囲気。的中者のいるテーブルからは大きな拍手が起こった。

今回もホッカイドウ競馬のパドック・レース解説を務める楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦さんがマイクをとり、後半のレースを展望した。競馬初心者の参加も多いイベントゆえ、古谷さんの予想を聞いてから買い目を決めるという流れがお決まりの光景。古谷さんはイベントを振り返って、「今回も来場者が多くて良かったです。この応援ビヤパーティーが定着してきたのを実感します。お酒やお食事を楽しみながら競馬に触れていただき、新規競馬ファンの入口として今後も機能していって欲しいです。」と、語った。

 イベントの途中にはホッカイドウ競馬のマスコット・ホクトくんも登場。イベントを後援する4Hクラブ(浦河町で軽種馬生産に関わる方々の団体)が記念撮影会を実施した。会場に来ていた子供たちや若い女性に人気で、携帯電話を取り出して、自ら写真を撮る方も多かった。4Hクラブの会長を務める福田牧場の福田さんは、「大人だけじゃなく、お子さんにもイベントを楽しんでもらえるようにと、ホクトくんの企画に取り組んでいます。お子さんにはホクトくんに親しんでもらって、馬が好きになって欲しいです。今後もこうした取り組みを継続していきたいですし、ファミリーでも楽しめるイベントにしていけるように努めていきます。」と、競馬の発展、イベントの更なる充実に意欲を燃やしている。今回は会員のうち7名がホクトくんイベントの運営にあたった。

 次回の浦河ウエリントンホテル・ホッカイドウ競馬応援ビヤパーティーは、重賞フローラルカップ(H3)が組まれる9月15日の開催を予定している。