ブラボーデイジーの半妹が誕生
2009年の福島牝馬ステークス(G3)、2010年のエンプレス杯(Jpn2)を優勝、芝・ダート問わずに活躍するブラボーデイジー(牝6歳、父クロフネ)の母ブラボーサンライズ、4月16日にキングカメハメハ産駒の牝馬が誕生している。
本馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日本ダービー(G1)を当時のレコードタイムで連勝した。8戦7勝(重賞4勝)の競走成績で2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。2008年にはフレッシュマンサイアーによる2歳リーディング、2世代目のアパパネやローズキングダムが活躍した2010年には全国リーディングサイアーの座に輝いた。
本馬の母ブラボーサンライズは今年13歳、父サンデーサイレンス、母ヴィジットマン、母の父Woodmanという血統。競走成績は9戦0勝と奮わなかったものの、2002年に繁殖入りしてからは9年間続けて産駒を送り出し、仔出しの良さを誇っている。3番仔のブラボーデイジーが4勝(重賞2勝)、4番仔のラッキーポケットが3勝などほとんどの産駒が中央で勝ち星を挙げている。
「姉のブラボーデイジーは大人しかったですが、ブラボーサンライズの仔は元気一杯の仔が多いですね。父がキングカメハメハに変わって、どんな走りをしてくれるか楽しみにしています」と語ってくれたのはヤナガワ牧場の梁川正普さん。ブラボーデイジーは550kg近く、兄姉達も500kgを超えている馬が多い。「一族は生まれた時は決して大きすぎるという事はありません。成長力があるんでしょうね」と語る。
母のブラボーサンライズについては「現役時代はキツイ性格をしていましたが、母になってからは穏やかなお母さんになりましたね。サンデー肌の牝馬なので(非サンデーの)色々な種馬を選んでいますが、受胎は良好ですし、結果も出してくれて優秀な繁殖牝馬です。今年はハービンジャーを受胎しています。母系のヴィジットマンは当場が輸入した繁殖牝馬なので、一族で枝葉を拡げていって欲しいですね」と期待を語ってくれた。