テイエムオーシャンに5番仔が誕生
2001年の桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、2000年の阪神3歳牝馬S(G1)とG1レース3勝を挙げたテイエムオーシャンに4月7日、5番仔となるディープスカイ産駒の牡馬が誕生している。
本馬の父ディープスカイは2008年のNHKマイルカップ(Jpn1)、日本ダービー(Jpn1)を優勝。競走成績17戦5勝(重賞4勝)。急逝したアグネスタキオンの後継種牡馬として、2010年よりダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスにて種牡馬入り。116頭の繁殖牝馬を集め、今春、初年度産駒が各地で誕生している。
本馬の母テイエムオーシャンは父ダンシングブレーヴ、母リヴァーガール、母の父リヴリアという血統。競走成績18戦7勝(重賞5勝)。今年13歳、現在までに5頭の産駒が誕生しているが、そのうち3頭がG1レース7勝のテイエムオペラオーとの配合による“10冠ベイビー”だ。
「去年のファンタスティックライト産駒は性格がキツイとこもありましたが、今年の当歳は性格は素直で女の子みたいに優しいですね。柔らかみのあるシルエットですし、誕生から2か月経って、体高も伸びてどんどん良くなってきました」と語ってくれたのは川越ファームの川越敏樹さん。
テイエムオーシャンの近況については「体調も良好でいいお母さんです。近年は受胎も良く、今年はファンタスティックライトを受胎しています。4年連続で牡馬が生まれてるのですが、母のリヴァーガールが牝馬ばかりなのと比べると対照的ですね」と笑う。
「デビューしたテイエムオペラオー産駒の2頭も決して悪い馬では無かったのですが、これからという時期に怪我に見舞われたりと、不運が続いてJRAで勝ち星を挙げることは叶いませんでした。オーナーこだわりの“夢の配合”ですから、2歳のテイエムオペラドンには頑張って欲しいですね。ファンの多い馬ですし、『オーシャンの仔で、まずはJRAで1勝したい』というのがオーナーと私の合言葉のようになってます」と川越敏樹さん。