コスモセンサーの全弟が誕生
2010年のアーリントンカップ(G3)を優勝、強い“4歳世代”の1頭として活躍中のコスモセンサーの母ケイアイバラード、4月12日に全弟となるキングカメハメハの牡馬が誕生している。
本馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日本ダービー(G1)を連勝、変則2冠を達成した。競走成績8戦7勝(重賞4勝)。2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度244頭→256頭→216頭→202頭→145頭→266頭と多くの繁殖牝馬を集め、昨年は全国リーディングサイアーの座に輝いた。
本馬の母ケイアイバラードは今年18歳、父リヴリア、母ハナサキメグロ、母の父トランスアランティックという血統。競走成績25戦4勝。1999年より繁殖入りし、現在までの12年間に9頭の産駒を送り出している。コスモセンサーは6番仔、当歳馬は9番仔となる。
「生まれが予定より1ヶ月遅れたので大きく出ました。全兄のコスモセンサーは大人しかったのですが、この仔はやんちゃで好奇心旺盛、怖いもの知らずなとこがありますね。一緒に放牧しているグループでは一番遅生まれなのですが、早々と親離れして好き勝手に走りまわってますよ。コスモセンサーは今年、ニューイヤーカップ(OP)を勝ち、単なる早熟では無いことを証明出来て良かったです。全弟だけに期待も大きいですよ」と語ってくれたのは川越ファームの川越敏樹さん。
「ケイアイバラードは母のハナサキメグロもうちに居たので思い入れがある血統です。産駒9頭中、牡馬が8頭とありがたいですが、そろそろ後継牝馬も欲しいですね。今年はステイゴールドを受胎していますが、人気急上昇で種付けには苦労しました。仔出しの良い大きな馬なので、小さなステイゴールドは合うんじゃないでしょうか」と川越敏樹さん。















