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ゴールデンジャックに11番仔が誕生

  • 2011年06月24日
  • ゴールデンジャックの2011~1
    ゴールデンジャックの2011~1
  • ゴールデンジャックの2011~2
    ゴールデンジャックの2011~2
  • ゴールデンジャックの2011~3
    ゴールデンジャックの2011~3
  • 母のゴールデンジャックと当歳
    母のゴールデンジャックと当歳
  • 放牧地の様子
    放牧地の様子

 1994年のサンスポ4歳牝馬特別(G2)、報知4歳牝馬特別(G2)と2つの重賞を勝利し、オークス(G1)でも2着と健闘したゴールデンジャック、5月18日に11番仔となるダイワメジャー産駒の牡馬が誕生している。

 本馬の父ダイワメジャーは3歳時に皐月賞(G1)、喘鳴症を克服し古馬となってからは天皇賞(秋)(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)2回、安田記念(G1)と5つのG1を勝った。競走成績28戦9勝(重賞8勝)。2008年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入りし、初年度223頭に種付けを行った。血統登録159頭の初年度産駒は本年デビュー、6月19日に阪神で行われた2歳新馬戦で産駒のダローネガ、エピセアロームがワンツーを決め、JRA新種牡馬勝ち上がり1号となった。

 本馬の母ゴールデンジャックは父アフリート、母コマーズ、母の父Danzigという血統。競走成績29戦4勝(重賞2勝)。初仔のサイドワインダーが関屋記念(G3)など重賞3勝を挙げ活躍した他、半弟にはJBCスプリント(G1)など重賞6勝のスターリングローズがいる。本年までの14年間に11頭の産駒を送り出している。

 「3年間空いたのですが、昨年生まれたダイワメジャーが良い出来だったので2年続けて配合しました。去年が牝馬、今年が牡馬と性別は違いますが、どちらもピリっとして瞬発力が有り、雰囲気を感じますね」と語ってくれたのはタバタファームの田端修さん。話を伺ったのがダイワメジャー産駒ワンツーデビューの日だっただけに、2頭の将来に期待たっぷりの様子だった。

 「母のゴールデンジャックは今年20歳になりますが、まだまだ若々しいですよ。2頭(4番仔のセントクリスマスと、10番仔の1歳)しか後継牝馬が取れていませんから、もっと増やしたいですね」と語る。多くの活躍馬を送り出している一族の血統が、更に広がることを期待したい。