ロジックの半妹が誕生
2006年のNHKマイルカップ(G1)を優勝したロジック(父アグネスタキオン)の母エイプリルドラマ、4月11日にキングカメハメハ産駒の牝馬が誕生している。
本馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日本ダービー(G1)を制し、2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。2008年にデビューした初年度から産駒が活躍し、フレッシュマンサイヤーによる2歳リーディングを獲得、昨年は2世代目の産駒が大ブレイク“牝馬三冠”のアパパネや、ジャパンカップ(G1)を制したローズキングダムを送り出し、2010年のリーディングサイアーに輝いた。
本馬の母エイプリルドラマは父サクラユタカオー、母ファインドラマ、母の父シンザンという血統。競走成績20戦4勝。1995年より繁殖入りし、これまでの16年間に10頭の産駒を送り出している。ロジックは6番仔、本馬は10番仔となる。
「性格は親や兄姉に似て賢いですね。一回り大きかったロジックと比べるとコンパクトですが、余計な動きをしないところはロジックに似てますね」と語ってくれたのは豊栄牧場代表の武田修一さん。
「母のエイプリルドラマは今年22歳と高齢になり、ここ数年は順調に仔がとれない事もありました。この血統はロジックの半姉アンディアーモがいたのですが、ロジックがG1を勝つ1週間前に亡くなり、うちには残っていません。残り少ない産駒から後継牝馬になれるよう、ディープインパクト以外で“最良の種牡馬”と思うキングカメハメハを配合して生まれたのがこの仔です。競走成績だけでなく、将来の繁殖牝馬としても楽しみですね」と期待を語ってくれた。