テイエムプリキュアの半妹が誕生
2005年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、2009年の日経新春杯(G2)を優勝したテイエムプリキュア(牝8歳、父パラダイスクリーク、母フェリアード、母の父ステートリードン)、2月14日に半妹が誕生している。
本馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日本ダービー(G1)を制した変則二冠馬。2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入りし、初年度から244頭の繁殖を集めた。昨年、2年目の世代が大ブレイク、桜花賞(G1)、オークス(G1)、秋華賞(G1)を勝ち牝馬三冠を達成したアパパネ、ジャパンカップ(G1)を勝ったローズキングダムなどを送り出している。競走成績8戦7勝。
本馬の母のフェリアード(牝15歳)は11戦2勝の成績で繁殖入り。兄にアンタレスステークス(G3)などダート重賞4勝を挙げたエムアイブランがいる。2番仔のテイエムプリキュアは昨年引退、今シーズンより繁殖入りしているが、4番仔のテイエムハリアー(牡5歳、父ニューイングランド)は障害レースで4勝を挙げ、京都ジャンプステークス(JG3)で2着に入るなど重賞タイトルにあと少しのところまで来ている。
「兄のテイエムハリアーも早くから白かったですが、この馬は更に白いですね。さすが雪国(母の母ユキグニ)の生まれですね」と洒落っ気たっぷりに語ってくれたのはタニグチ牧場代表の谷口貞保さん。
「ものすごく大人しくて、何をされても知らん顔です。利口で性格が良いだけでなく動きも良いですよ。激しい気性で有名なニューイングランドを父に持つテイエムハリアーも手を焼かせるような事は無かったですから、産駒は総じて母の性格の良さを引き継いでるのでしょう」と語ってくれた。本馬は7月12日に行われる「2011セレクトセールサラブレッド当歳」に上場が予定されている。市場での高い評価に期待したい。