サクセスビューティの半妹が誕生
現役時代には2002年のフィリーズレビュー(G2)を優勝、引退後は繁殖牝馬としてフェブラリーステークス(G1)などダートG1(Jpn1)3勝を挙げたサクセスブロッケンを送り出したサクセスビューティ、母のアワーミスレッグスには4月25日にチチカステナンゴ産駒の牝馬が誕生している。
本馬の父チチカステナンゴは仏国産の輸入種牡馬。現役時代はリュパン賞(G1)、パリ大賞典(G1)と2つのG1を制し、14戦4勝の成績をあげた。2003年より仏国・ヴィクトー牧場にて種牡馬入り。2年目の産駒から仏ダービー(G1)を無敗で制すVision d'Etatを送り出した。2009年シーズンより社台スタリオンステーションにて供用され、ここ2年は150頭を越える繁殖牝馬を集めている。
本馬の母アワーミスレッグスは米国産の輸入繁殖牝馬。今年で18歳になるが、14年間で12頭の産駒を送り出し、仔出しの良さを誇っているだけでなく成績も優秀、2番仔のサクセスビューティがサクセスブロッケンを送り出した他、3番仔のサクセスウイッチからは東京ダービー(S1)を制したマカニビスティーを輩出、8番仔のサクセスヒューゴーは先日JRA3勝目を挙げている。
「生まれた12頭のうち10頭が牝馬ですから“メス腹”ですね。それでも、仔出しは良いし、一族からは活躍馬が続きますから素晴らしい繁殖です」とタニグチ牧場代表の谷口貞保さん。
本馬については「姉のサクセスビューティは男勝りで激しい気性をしていましたが、少し似ていますね。昨年、当場で生まれたチチカステナンゴ産駒が良い馬だったので、アワーミスレッグスに配合したのですが、予想通りに良い仔が出ましたね。競走成績だけでなく、将来の繁殖牝馬としても活躍して欲しいですね」と期待を込めて語ってくれた。本馬は7月12日に行われる「2011セレクトセールサラブレッド当歳」に上場が予定されている。