マイネルレーニアがJRA札幌競馬場でお披露目される
春のマイル王決定戦、安田記念(G1)が行われた6月5日、場外発売されたパークウインズ札幌競馬場では今年から誘導馬となったマイネルレーニアがパドックでお披露目された。
マイネルレーニアは父グラスワンダー、母チェリーラブ、母の父サクラユタカオーという静内町(現新ひだか町)・岡田スタッドの生産馬。北海道市場の取引馬で、2005年の北海道サマーセールにおいて1155万円で落札された。
競走成績はJRA36戦6勝。軽快なスピードと先行力を武器に、2006年の京王杯2歳S(G2)、2008年のスワンS(G2)などを制した。
今年の阪急杯(G3)を最後に競走馬登録を抹消した同馬は、札幌競馬場に入厩。誘導馬としての訓練を積んできた。誘導馬としてのデビューはまだ先になるが、この日はその予行練習も兼ねパドックを先輩誘導馬とともにゆっくりと周回。さらに集まったファンに策越しに近づいてあいさつ。家族連れやファンに鼻面を撫でられると気持ちよさそうな顔で愛嬌を振りまいた。初めて馬に触った子供たちは「優しい目をしてた」「おとなしくて可愛かった」と喜んでいた。
札幌競馬場では現在、マイネルレーニアのほか、2006年のニュージーランドトロフィー(G2)、2007年の京都金杯(G3)を勝ったマイネルスケルツィも誘導馬としての訓練を積んでいるという。2頭の重賞勝ち馬が誘導馬として登場する日も近いかもしれない。